天使 | Chiharuの育児奮闘記

Chiharuの育児奮闘記

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照明の暗い
皮膚科の待合室でのこと。





わたしが中待ち合い室に呼ばれた時には



長椅子に 30代前半くらいの女性が、あかちゃん(女児)を抱いて静かに座っていた。






私も少し間隔を
空けて静かに腰掛けた。






特にすることもなく
気分も少し優れなかった為
うつ向いていると



視線が
感じられた。









視線の方を見ると
さっきのあかちゃんだった。







にこにこしてこちらを見ている。






やがて小くて白い
人差し指が
一本
私に向かって延びてきた。









こんなときどうしたらいいか…
とも思ったが母親がそれに気づいたので









一応愛想を見せることにした。







わたしも人差し指を出し
あかちゃんの出した指に触れて笑顔を作ってみせた。









まだやめてくれない…




何か声を掛けたほうがいいよなぁ…







その時

あかちゃんが
ちらりと歯をみせて笑った!



下4本 上2本!!






「この子1歳位ですか?」







「はい今月で1歳になりました♪」








飾り気はないが落ち着いた話し方のお母さんだった。






「何ヵ月なんですか?」




!?

妊婦ってわかったんだ~






「いま7ヶ月です。女の子なんですよ。」






そこから診察室に呼ばれる前までの10分

一問一答のように
会話は続いた。







あかちゃんは終始にこにこ私の顔を見ていた。









胸にしまっていた
産むことの不安

生まれた後の周りとの関わり方の不安

そして子供への接し方の不安



何とも言えない
温かさで
少し溶けていくのがわかった。





――こうやって聞けばいいんだ。

社会とのつながりが
無くなっていて
他人に教えてもらう勇気まで忘れてしまっていた。











その女性も第一子だったこと

なかなか子供に恵まれなかったということ

住んでいる地域での支援のことや場所、情報の仕入れ方

子供がいれば自然と周りとの繋がりが生まれることも、

“一花”いちかちゃんと名付けたことも。


わたしが聞きたかったことが全部つまっていた。





最後に
「女の子で、嬉しい?」




と聞かれて







「はい。とっても。」

と答えられた自分がいた。






やっと命がやどったのに、不安ばかり溜め込んで
明るい未来を描けなかった私に





天使が

みんなそうだったんだよってメッセージを運んできてくれた。










一年後、
この女性のように穏やかな目をして
子供の頭を撫でられるような
お母さんになれたら嬉しい。