こんにちは。

アドベンチャーコーチングの岩崎です。

 

 

さて、前回の続きのような、そうでないようなお話。

 

例えば子供にテストでいい点を取ったら特別ボーナス的にお小遣いを出す、という約束は有効か否か。

 

結論からいうと、有効ではありません。

 

というのも、これは親が『結果が出ればご褒美を上げる』と言っていることであり、もっと極端にいうと『どんなことしても結果は結果』ということになります。

 

でも、子どもがもしカンニングして100点取ったら、『それはダメなことだ』と言ってお小遣いを上げない、言い方を変えると大人が一方的に約束を反故にします。

 

約束は『100点を取ったら』なので、手段を理由に約束を履行しないのは卑怯なんですね。

 

もしこれをしてしまうと、親は子供に『後出しじゃんけんで約束を反故にしてもいい』ということを身をもって教えることになります。

 

しかし、そうはいってもテストでいい点を取って欲しい、というのは当然の親心です。


 

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目の前の成果にエサをぶら下げ、やる気になれば・・・という思いで思わず取ってしまう手法なのは良くわかります。

 

しかし、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

 

 

テストでいい点を取って欲しい。ここに隠された本当の願望は何でしょうか。

 

『どんなことしても100点取って欲しい』ではないですよね。

 

『自分の力で100点取れる力をつけてほしい』ですよね。

 

それのわかりやすい形が、100点を取って欲しいという言葉になるわけです。

 

ですから、『100点取れたらお小遣い!』は『100点取れるように勉強しろ、机に向かってくれ』という願望が隠れているわけです。

 

 

 

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が・・・・

 

 

これでは勉強しないんですよね(笑)

 

よしんば勉強しても、長続きしないっていう(笑)

 

 

なぜか、ということなのですが、これには二つの要因が存在します。

  • 子どもの中に『勉強している自分』のイメージがないため、違和感である
  • 一時的な動機と強制力なのでその環境に身を置きたくない

というもの。

 

そして、これは実は解決方法があります。それが、

  • 自発的にやる
  • 習慣化してしまう
  • ということです。

 

自発的にやるために必要な用件は『自分でやるべきことを決める』ということです。

 

これ、勉強でなくてもいいんですよ。

 

“毎日机に座って教科書を開く” だけ、とかでもOK。

 

それを3週間続けると、“机にいないことに違和感を覚える”という習慣形成がなされます。

 

ここから先はかつて何度も述べているので違う機会にまたまとめますが、重要なことは何を目的に子どもにそうなって欲しいのか(今回のケースでは100点を取って欲しい)という目的を今一度考えてみることです。

 

ただですね、『子どもにこうなって欲しい』っていう思いはとても大切なのです。

ですから、ぜひそれはなくさないでくださいね。

 

 

 

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