男性性を使って社会の中で生きている女性たち

育児の場面でもそのまま男性性をメインに使っていると、子育ては苦しいものになる


今仕事に就いていなくても男性性優位で生きている女性は比較的多くて、私がいた看護師の世界は振り返ってみるとそんな人が多かった気がする
私自身も男性性90%で生きてきたタイプ


男性性=思考、論理、目標達成、山登りをする感じ、外向きのエネルギー
女性性=感情、受容、存在する、ただ湖を眺める感じ、内向きのエネルギー


もちろん全てはバランスなので、両方の性質が男女関わらず人の中にはある
男性性を育児に使うことが間違っているとかそういうことではなく、イライラすることが多い時はそこを切り替えると楽になることが多いよという話


男性性をメインに子育てをするというのは、これをしたらこうなるだろうという因果関係をベースに思考を働かせるような理論に基づく視点や、ゴール設定をしてそこに向かうという視点で子どもを捉えるということ

例えば、大人の言うことを聞けるいわゆる良い子、という枠に入れることをゴールにする
世間一般で言われる理想的な子ども像、とか
そうすると”個性”という一番大切なものは、良い子枠内にあるものだけを賞賛して枠外にあるものは否定することになる


子ども自身の性質として、自ら自然と良い子枠に入っている子ももちろんいるのでそれは良いとして


本当は枠から出たくても繊細に親の気持ちを汲む感性を持った子は、親に合わせて枠に入る
こうしていた方が親が喜ぶからという純粋で健気で、無条件の愛に基づく理由で
自分含め昭和世代のスタンダードスタイル
とりあえず親の前では枠に入ってる風に振る舞うことのできる子もいるし、本当に個性を忘れてしまう子もいる

改めて、1970〜90年代は時代的背景もあって比較的このタイプが多かったような気がする
親は常に生活全般に一生懸命だったりするので気付かない場合も多いけど、自分が自分のままであることを受け入れてもらえるという完全な安心感を持ちにくかった時代でもあり

子供の頃に子どもらしさを発揮できなかったのならば、いくつになっていても今、子ども全開でよい

感情を出すことを抑えてしまったり、周りの目を気にしすぎるようになってしまったりしている部分があると感じるのならば、その習慣はいつでも変えられるしいつでも選択し直すことはできる


私の息子のようにどんなに親が入れようとしても絶対に枠に入らない子もいて
実はそれが一番健全な精神の在り方なのだけれど
コテコテに色んなものに縛られていた母的には、それはまぁ壮絶な日々でした(笑)
おかげでほぼ手放せたので今となれば感謝のみだけども


自分の外にあるものを気にするのではなく、内にあるものを大切にしていく
自分がどんな子育てをしたいか、どんな関係性を築きたいか、本当はそんな自分の心が喜ぶような何となくのイメージを中心に置いておくだけで良い


日常の中では、普通はこう、というような知識や常識、数字などのデータよりも目の前にいる子の表情・活気・食欲、睡眠状態などの生活パターンに目を向けてあげる視点が、子を育て護るという点で一番大切なこと


いつもと何か違うという違和感に気付くことができるのが子どもを看ている母、という役割
もちろんそれは父親であっても同じで、その力は、”感じる”という女性性に基づくもの

先ばかり見ていたら見えない、今の子どもの状態


もちろん、受験とか目標を定めて親子でそこに向かう時には大いに男性性を使ったら良いけれど、その時でさえ日常のベースに必要なのは女性性


どの角度からみるか、視点次第で同じ我が子でも全く違った見え方をするようになる

そして何よりも大切なのは自分自身を女性性で包んであげること
自分という人を知り、持っている価値観を知り、自分の全てを赦し、受け入れ、愛でてあげること
自分の直感に絶大なる信頼を置いてあげること
人の言葉や世の中の常識は、心地よいものだけを取り入れること
全ての女性には自分を信頼して軽やかに我が道をゆく、そんなしなやかな強さがもれなく装備されているのですから


実践的カウンセリングでは、女性性を使うとはどういうことか、お話をお聞きしながら具体的にお伝えしていきます
今のご自分の視点を知り、心地よい視点を得るサポートをします
あなた自身に残っている良い子枠ももれなく外れます♪
必要な方は是非♡ 

何の色も乗せずに淡々と書いているけど基本的に明朗活発
もちろん超真剣だけど眉間にシワを寄せるような深妙な感じではなく、笑いと笑い泣き中心のカウンセリングです