小松菜のおひたし、である。

小松菜に、ゴマ、鰹節、市販の蕎麦つゆをかけただけのものである。

料理とは言えぬほどのモノである。

しかし、オレはこのツマミを大層気に入っている。

小松菜のエグミというか苦みというか、独特の風味がゴマやら、鰹節との風味とがオレとしてはいい塩梅に作用して、少しづつツマミながら酒を飲ると、

すこぶるイイのである。

パックのキクマサが、なんとなくもの悲しい…。

明治の豪胆な政治家の名言、

「粗にして野だが卑ではない」

から習うと、

「粗にして野だが滋味である」

と、なる。

ふと、流れてきた曲は、昔の国産某洋酒メーカーのCMソング…。