今朝は、マイルス・デイビスをYouTubeで聴いた。

タイトルを見て、真っ先に出て来たアーティストは、シンディ・ローパーだ。

でも、まさかなー、彼女の曲じゃないよなーなんて思いながら聴き進めていくと、

わずかにだが、聴き覚えのあるメロディーが聴こえてきた。

まごうかたなき、シンディ・ローバーの曲、
『Time  After  Time』だ。

マイルス・デイビスの独創的な旋律が、原曲とかけ離れた曲のようにも聴こえるが、基本の旋律は踏襲しつつ、独自の感性でもってアドリブを加えている。

マイルス・デイビスの、時には優しく、時には激しく、時には語りかけるように、時には寄り添うように、

トランペットの音色が心の奥底に響く。

マイルス・デイビスは、自身の思いや感情の全てをトランペットの音色に変えて、

僕らに語りかけているんだよなぁ...。

何となく、そんなことを感じた。

JAZZの帝王、マイルス・デイビスは言った。

「そこにあるものではなく、ないものをプレイ
    するんだ  。知っていることではなく、知らな
    いことをやる、変化しなければならない、
    それは、呪いのようなものだ。」

「伝説というのは、過去の業績にしがみついて 
    る老人のことだろ、
    オレは、今でも現役だ。」

「必要なのは、才能じゃない。
    練習、練習、練習、ただ、それだけだ。」

「どんな種類であれ、いい音楽はいい。」

カッコええなー!!!!

ある種の到達点に、たどり着けた者だけが語れる言葉だ。

しみじみと、それらの言葉をかみしめたいと思う。