なんだか、お上りさんツアーみたいになっておりますが、構わず続けるのだ。
上野駅辺りで、お上りさん的な観光をチョイと済ましたあとは、今回の旅の目的の1つである、
浅草の『神谷バー』を目指すのだ。
以前にも浅草の浅草寺は行ったことがあったのだが、当時は『デンキブラン』なんてお酒は全く知らず、
もちろん、神谷バーなんていう、お店自体も知らなかったのだ。
しかし、数年前に立飲みデビューをしてからというもの、テレビや雑誌、酒の本等のメディアで色んなお店を知るようになり、
酒の種類も少しだけ視野が広くなったのだ。
そんな状況のなか、大阪の京橋でたまたま入った立呑屋で『デンキブラン』のハイボールを飲む機会があって、
その美味しさに衝撃を感じたのだ。
クラクラッとね...。
アハハ!
それ以来、東京浅草の神谷バーに一度行ってみたいとずーっ思い続けていたのだ。
それで今回、バーチの愉快な仲間(以下長いので昔の名前たかひィに変更)に連れていってくれ、とお願いしたのだ。
実は、数年前に鬼嫁が東京で会社の研修に上京した際、たかひィに連れていってもらって絶賛していたのだ。
なんと、飲んだくれ夫婦共々お世話になっているのだ。
ガハハ!
ま、という訳で浅草まで...。
地下から上がると目の前に...。
おおっ!神谷バーのビルディング!
中に入るのだ。
ビル全体がフードフロアになっているみたいで、各種取り揃えておりまーすという感じなのだ。
1階のビアホールに入ると、土曜日ということもあり、満員なのだ。
さすが、有名な老舗ビアレストランなのだ。
フロア全体を空席がないか歩き回って1席だけ空いてるのを発見、すぐさま確保したのだ。
場内は騒然としているのだが、それぞれ、思い思いに土曜日の休日をそれぞれ好みのお酒で楽しんでいるのだ。
さて、最初は券売機で注文の品を買い求めて、チケットを店員さんに渡すシステムになっているらしく、
店員さんを呼んで買い求めたチケットを渡すと
店員さんがこのようなカードと、注文品の半券を置いていくというシステムなのだ。
こんなやり方初めてなのだ。
おどろきーーーっ!
テーブルの上に伝統の飲み方が...。
ビールをチェイサーがわりにして、デンキブランを飲むらしい...。
興味をそそられたのだが、先は長い、ひっくり返ったらシャレにならんのでやめたのだ。
そうこうしているうちに、ビールがオン ザ デスク!
おおっ!デケーーーッ!
これでこそ、ビアホールの生なのだ。
ウィンナ・サラミも来ました。
美味美味♪もちろん、ビールに最高♪
エビグラタンも来たのだ。
グラタンも生ビールにグッドなんだよなー!
ほんのりチーズの芳香が鼻腔をくすぐり、クリームに溶け合うかのように最高のハーモニーを奏でているのだ♪
サイコーーーッ!イッコーーーーっ!
ガハハ!
いい気持ちなのだ。
昭和のデパートの大衆食堂を思わせるような雰囲気のホールは、ゆったりとして落ち着いた気分を演出させるには十分なのだ。
老若男女が集い、どちらかと言えば比較的昔のジェントルマンやレディが多い気もするが、
若いグループもいたりして、それぞれいい顔をして飲んでいるのだ。
そういう顔を見るのも好きなのだ。
メニューを眺めるのだ。
ウーン、先が長いので料理はもうノーサンキューなのだ。
なので、ドリンクメニューから珍しいカクテルがあったので頼んだのだ。
オッサンが飲むには、チョイと可愛すぎるのだが...。
乙女の気分になって飲むのだ...。
ガハハ!
品名は忘れたのだが、デンキブランをオレンジで割っているようなカクテルで美味しかったのだ♪
チェリーが、オッサンにはギャップがあって、非常によろしいのだ。
いい気分になったところで、店を出るのだ。
神谷バーという業態だけに、少しだけ引っ掻けてすぐ出るというのが粋なのだ。
堪能したのだ。
いい店だったのだ。
店員さんの態度といい、店の雰囲気といい、古き良き伝統のあるお店で実にいい時間を過ごしたと思うのだ。
店からでると青空の向こうには東京の新しいシンボルが聳えたっていたのだ。
さて、あれに見えるは、スカイツリーじゃアーリませんか?
いい気分の2匹のオッサンは、行ってみっか!と意気投合してトコトコとスカイツリー方面に歩いて行ったのだった。
続










