◆全ての企業が悩む風評被害

web業界で仕事をしていると、必ず直面する風評被害に関する問題。

本来であれば実際にサービスを利用したユーザーが、

あれやこれやと実体験に基づいた書き込みをしますよね。

で、企業は「やっべぇ、なんとかしないと!」となり、

サービス改善へつながります。

あまりにも酷いものだと、やはり検索結果から消したくなるのは当然。

企業は業者を頼み良質コンテンツを増やしながら、検索結果の上位へ持ってこようとし、

悪評を検索結果の下位へ落とそうとします。

※企業によっては当然、根本的なサービス改善へもつなげていますが、
今回はあくまでもwebに関する対応のみ触れておきます。

◆悪質な業者の存在

そしてそんな思いを踏みにじるかのごとく、悪質な業者は増える一方。

何が悪質か?

簡単なことです。

悪評を自分で作ればいいのです。

業者:「ヘッヘッへ、2chに悪評スレッド立ち上げて・・・と。悪口書いて、今日の仕事終わり~。」

数週間後・・・・・・↓

企業:「うわっ!こんなの書かれてる!やべぇ、売上に響いちゃうよ・・・どうしよう。」

業者:「〇〇さん、悪評なんて書かれてないですか?大丈夫ですか?うちなら○○円でやりまっせ」

企業:「ちょうど困ってたんです!善は急げ!お願いします。」

業者:「はい、今月のノルマ達成~~~」

とまぁ、こんな感じですかね。

ここで念押し。私が今まで関わってきた周囲のweb業者様に悪質な方はいらっしゃいませんでした。
ホントに一部の業者だけですが、残念ながら存在はするのです。


そして、藁をもすがる思いで業者へお願いしてしまいます。

ここで悪質な業者に引っかかってしまう企業様の傾向はこんな感じ。

・中小企業(社員数:20人~50人程度)

・非IT企業

・社長や代表者が明るくて威勢のいい人(←完全に感覚ですがw)


◆実際の手口

じゃあ、実際どうやってるのでしょうか?

一部憶測もありますが、下記にご紹介します。

①:悪評の作成
まずは掲示板でスレッド立ち上げたり、有名なFAQサイトへ書き込みします。
2ch、知恵袋、はてな、gooブログ、などなど。キリがない。
※もしかしたら、作成はしないで見つけてきてるだけかもしれないけど。

②:悪評の拡散
これがなかなかあくどい。
①で作ったり、見つけてきた悪評記事を、
コピるコピるコピるコピるコピるコピるコピるコピるコピるコピるコピる、コピる。
とにかく、色んな人の目に触れられるように沢山コピります。

③:営業⇒契約⇒悪評削除
んで、営業に出て・・・契約を受託して速攻で消してあげます。
ブログの悪評記事100%消すよ~なんて言ってる業者は気を付けた方がいいかも。
管理者以外消す方法ないと思うんだよな・・・。
仮に個人情報が掲載されてたりしても、運営者側が消さなければ消せないから。

④:①へ戻る
はっきりいって、このドロ沼に落ちるとなかなか抜けだせません。
業者は美味しいから何度でもやるし、企業は絶対嫌だからね。

◆手口の証拠
んで今回、コピりまくった証拠&悪徳業者だなぁっていう証拠がこれ↓
本当のWEBマーケティングを学ぶために。もっと視野を広く!確固たる自分を!-検索エンジンには

「site:」で調べたら、2chの風評被害板をそのままコピー。

それだけにしておけばいいのに、そのサイトのトップページは風評被害対策承ってますのページ。

え!?そんな事したら速攻バレルじゃん、と思いきや、

実際にそのトップページを見ようとすると、、、

じゃ~~~ん、何故か悪評スレッドの目次ページでした。これ↓
本当のWEBマーケティングを学ぶために。もっと視野を広く!確固たる自分を!-トップページ

あれ?と思って、検索結果をクリックしても風評被害対策のページへはいけず。

でもキャッシュを見ると、風評被害対策のページ。

そう、検索エンジンだけにそのページを見せて、ユーザーへは目次のページだけをみせる、

クローキングという裏技使ってます。

どんな業者だろ、ってもっと知りたくなりまして、

電話番号で検索してみたら・・・↓
本当のWEBマーケティングを学ぶために。もっと視野を広く!確固たる自分を!-電話で検索

見事にマッチング。

これ以上は、怒られそうなので。。。今日のところは終了。

次回は、これらの対策について書こうと思います。