ヴィジャヤ・ダシャミ―おめでとうございます。

世界は(不発ではあるものの)全面戦争に向かおうとしているので「とりあえずナヴァラートリの期間中は注意したほうが良い」と先日10月2日のジョーティシャ講座で茶丸は述べたのである。
案の定、10月4日午前7時22分ごろ北朝鮮弾道ミサイル発射により、5年ぶりにJアラートが発令されたようであった。
ナヴァラートリにターゲットを絞った根拠は、ちょうどヴィジャヤ・ダシャミーとなるその日にロシアにおいて4州の加盟が効力を発するようになり、これらの州に対する攻撃がロシア連邦への攻撃とみなされるようになるからである。

一見、西ヨーロッパ対ロシアの絵を描きたい風であるが水面下ではそう単純には推移していない。
したがってうまくはいかないのだろうが、戦争ビジネス的にはやる気満々なので注意は必要だろう。
日本もそのターゲットの中から抜け出すのは厳しいといった感じなので、大局的には問題はないのだが、何か戦争にけしかけられるような、ヒヤッとすることがたびたび起こりそうである。

10月末には日蝕もある。
今年の山は5、6個あるが、最初の山がロシアのウクライナにおける軍事作戦開始の2月下旬、次にチャイトラ図が立ったあたりの4月上旬、その次が5月の日蝕、月蝕、その次が6月下旬から7月のマンガラ/ラーフのユティ(この期間にアベノ銃撃事件が起きた)、そしてこの10月の日蝕に向けての期間、11月以降のマンガラのヴァクラ、といった具合である。

今回特筆すべきナヴァラートリ期間中の出来事として、ざっと見てこれだけのことが起きている。


・2022年9月26日20時58分?(速報時間) ナヴァラートリ 1日目
ノルドストリーム・ガスパイプライン破壊工作、デンマークの排他的経済水域内ボーンホルム島に近い点で発生

・9月27日アベノ国葬14時 ナヴァラートリ 2日目

・9月28日イギリスとアメリカ金利が上がりポンドは大暴落 ナヴァラートリ 3日目

・9月29日ハリス米副大統領が韓国で非常に重要な発言
「米国は北朝鮮共和国と同盟関係にある」アシュヴァッターマン米民主党発言 ナヴァラートリ 4日目

・9月30日モスクワ、4州の加盟式典 ナヴァラートリ 5日目
(ロシア連邦議会での加盟が発効するのが10月4日。これ以降ウクライナ東部南部への攻撃はロシア連邦への攻撃となると言われている。全面戦争になる可能性)

・10月4日午前7時22分ごろ 北朝鮮弾道ミサイル発射 5年ぶりにJアラート発令 ナヴァラートリ 9日目


とにかく、このナヴァラートリが始まってからというもの怒涛の流れである。
今年になってから常に怒涛の流れではあるが、この期間にアベノ国葬だのノルドストリーム爆破だのイギリスが崩壊しかかったりだの、ロシアで4州の住民投票が国際基準に従って行われ、違反なく終わったので(ドネツク人民共和国によると国際監視員28カ国から130人以上のオブザーバーが参加したとのこと)4州の加盟式典が行われたのだが、西側は違法な投票と言って認めない方向なので全面戦争だという話も飛び出しているのである。
トランプ氏もロシアとウクライナの間の仲裁に入りたいと言っているくらいであった。

トランプ氏は昨今の情勢を「ウクライナと台湾をめぐる地政学的緊張の行方だ。第三次世界大戦に発展する可能性がある」と考え、紛争が核戦争に発展する可能性もあると述べたそうである。
「今、最も危険な時期にいる。おそらく史上初だろう」と警告してもいる。

ここで10月2日茶丸ジョーティシャ講座で検証したクンダリ―の一部をシェアしようと思う。
ヨーロッパ対ロシアという最悪のケースが起こる場合には、このノルドストリームの事件と4州をロシアに加えるという加盟式典のクンダリ―が大きくかかわるとみている。
北朝鮮からミサイルが頻繁に飛んできているのもこの動きと関係していると思われる。


・ナヴァラートリ 1日目
2022年9月26日ノルドストリーム・ガスパイプライン破壊工作 D1
デンマークの排他的経済水域内ボーンホルム島に近い点 速報のあった20時58分で検証

 

アベノ国葬の一個前のナクシャトラ・ハスタである。
D1の状況においてはアベノ国葬のヴリシャバver.と考えても問題がない。
ヴリシャバ・ラグナでマンガラ在住、ケートゥのアビムカ・ドリシュティ。
ラーシ・ドリシュティによるピシャーチャ・ヨーガが形成されている。
シャニがラグナに対して破壊のパールシュヴァ。
グラハの集合は5室、11室軸にかかる。
7月24日の講座で分析したアベノ国葬11時開始ver.の対向にラグナが控える。なので既視感がある。

アベノ国葬11時開始ver.を見た時には、この日は暴動や爆弾テロや事件事故が起こりかねないから、前後2、3日は武道館に近づかない方が良いとまで言ったのである。
それがちょうど反対のラグナで、場所を変えてあらわれるとは奇妙なものだ。
こちらであらわれなかったものが、あちらであらわれてしまった感がある。
このガス利権やウクライナの件、やはり深掘りすれば安倍氏をはじめ旧来の日本政府が深く関わっているのではないかと思わざるを得ない。


ラグナ在住のマンガラ(爆破・攻撃のカーラカ。スウェーデン外務省が爆発による被害であることを確認した)が7室、12室からきているので遠くから訪れていることが分かる。
7室は空白だが、7室から見て創造のパールシュヴァにシャニ、アビムカにラーフ(突然のテロ行為)。

ヴリシュチカは伝統的には二つの支配星を持つ。
最終的には力量判定をしてどちらかを選定するが、最初の段階では二つある。
これは犯人として二つ上がってくる可能性を示唆しているパターンになると思われる。
一つはこの現象に関わるパートナーや取引相手となる存在ということになる。
これは、ロシアとドイツの間に敷かれたパイプだったので、表面的な見方として犯人はこのどちらかだということになり、それゆえ西側メディアは(彼ら自身も「考えにくいことだが」、と前置きしたうえで)ロシアだと主張している。
しかし、伝統的な見方によれば、ヴリシュチカの主要な支配星はケートゥとなる。対してラグナに鎮座するのはマンガラなのだ。
従って、マンガラの本拠地は12室のメーシャということになる。
ということは、仕掛け人は米国(DS側)だろう(もちろん7室支配も加味すれば納豆軍が糸を引いているともいえる)。
このマンガラの原因は遠くから訪れている。

しかも、7室は空だが12室にはラーフがあるので、力量判定をしてもこちらのほうがこの件に関して力を持っている。
ラーフはテロ、突発的事件をあらわす。
やはりマンガラは、遠方や大地から乖離した存在を示す12室の支配星なのではないか。

そのため、「ロシアからドイツへのガス供給を停止させるために、米国の特殊部隊によってパイプラインが爆破された疑いが濃厚である」という見解も出ている。
アメリカは欧州に液化天然ガスを売りたいのでこの事件によって最も利益を得る(ポーランドも同様)。

ラグネーシャのシュクラがニーチャなので、現世的な利益を望んでこの事件が引き起こされたことは確かで、しかも5室なので綿密に良く練られた計画である。
この件に関してはあらかじめメディアを掌握していて(強いブダ)、どのように推移させるかはすべて計画済みであろう。
これを機に莫大な利益につなげようという意図がある。
ものすごい企画力で、すべてシナリオを描いたうえで行っているようである。

9室でヴァクラのシャニは旧態依然とした理念を持つ指導者であるとか、形骸化した思想をあらわす。
これをグル(師)としてこの事件は引き起こされた。
シャニなので天然資源、石油と関係するため、特にオイル関係の利権屋が師匠となってEUのガス供給に関する支配権、独占権を狙っているのだろう。
このシャニから見ればマンガラは創造のパールシュヴァなので、目的を達成するために爆破しろという指示が出たことになる。
11室で強いヴァクラのグルは8室からきているので、ダーティな利益を暗示する。

この事件によって主に利益を得るのは米国(DS側)である。
ロシア/ドイツ間のガスパイプラインへの攻撃は、EUをアメリカのLNG(液化天然ガス)供給に依存させる。
もちろん、量も少ない上にコストもかかる。



 

9月に入ってから、米海軍の対潜ヘリによる不審な行動が確認されていたということなので、チャンドラ/ケートゥ/ラーフのダシャーのころから工作の準備をしていたのだろう。
今はチャンドラ/ケートゥ/グル。
チャンドラは速度が速いので惑星連合を駆け足で去っていくところだが、3室の支配星なのでparākrama パラークラマ、これも戦争の一つのカーラカとなる。
これがマハー・ダシャーを牽引しているというかたちになる。
プラティアンタラ・ダシャーのグルはどんな手段を使っても利権を得るという願いが叶った、うまくいったぞ、しめしめ、といったところであろうか。


これは莫大な財産の問題となるなので、D4もひもといてみた。
ノルドストリーム・ガスパイプライン破壊工作 D4

 

アニッティヤ・カーラカが強いブダ11室なので、この事件によって利益を得ようとする意図が明確に読み取れる。
ニーチャのシュクラとともに在るので欲深く節操がない。
このクンダリ―が正しければそういうことになる。
ヴリシュチカ・ラグナの支配星ケートゥが6室でこれは悪い。
もちろん爆破されているわけなのでラグナの環境としては悪く出て当然だ。
もう一つの支配星であるマンガラも4室で、これも爆破(海底など高度の低い場所で)を示唆している。
4室の支配星がシャニとラーフだが、両方12室でプレータ・ヨーガを形成している。
プレータ・ヨーガは4室のマンガラとラーシ・ドリシュティを組む。ここには非常に危険なカルマが暗示されている。
マンガラはケートゥともラーシ・ドリシュティを組むので、これによってピシャーチャ・ヨーガもできている。
この破壊が原因で、大量の死者が出る可能性がある。
エネルギー代高騰で家庭も職場も工場も直撃するわけなので、EU諸国は仕事も生活も立ち行かなくなる可能性はあるだろう。

しかし、気味の悪いことに、財産の維持の部分である5室を見るとチャンドラが在住し、グル、ブダ、シュクラ、スーリヤとラーシ・ドリシュティを組んでいるのである。
このパイプライン関連は崩壊しているにもかかわらず、維持することが可能ということになる。
11室がかなめになっているので、EUにとってもともと同盟国である米国と組むしかない方向に進めているように見える。

なんと、爆発事故の直後、ポーランドでは新しいガスパイプラインの開通式が執り行われていたそうである。
このパイプラインは、ノルウェーからデンマークを経由してポーランドに至るものだそうだ。
ガス業界におけるロシア支配の時代は終わりを告げようとしていると大喜びだったそうで、怪しさ炸裂である。
しかし、ノルドストリーム1だけで容量は年間580億立方メートル以上となるのに対し、バルト海パイプの処理能力は年間100億立方メートル程度になる見込みだそうだ。
ノルドストリームが使えない限りは引く手あまただろうが、かなりの容量差がある。
これから冬だというのに、戦争も何も起きなくても大量死を呼び込むくらい危険な状況である。

D4の11室はローンをあらわすので、アメリカやポーランドの液化ガスはやたら高い金額や利子とかつけてきそうである。
急に注文されても準備にコストがかかるんですよねーなどと言ってさんざん上乗せしてきそうなのである。
シュクラがニーチャだけにえげつないだろう。

また、対向の5室は株式などもあらわすため、この件によってガス会社の株が上下するのだろうから、マネーゲームに勤しむ人たちを効率よく稼がせることができたのだろう。
12室(海と関係)の状態を見ると漏れたガスによって環境破壊も懸念される。

このノルドストリームに関してロシアとドイツが秘密会談を行っているという話もある。
この事件の仕掛人は、製造の日本と資源のロシアが組むことを邪魔してきたのと同様に、ドイツとロシアの同盟を絶対に裂きたいと意図し行動したのだろう。

ロシアとドイツと言えば、昔からジョーティシャやヴェーダについて造詣の深い人々が多く、非常に真摯に学ばれる方が多い。
私も彼らの姿を見て、大いに啓発され励まされていた。
インドのパンディットの家系に生まれなくても、彼らは自らの努力によって、ジョーティシャを学び悟りの道を歩んでいたからである。
このようにジョーティシャの見地からも尊敬に値する独露両国が、何らかの形で真実を見ていたとしてもおかしくはないと思うのである。

ノルドストリームを製造したのはロシアとドイツだが管理しているのはドイツである。
ドイツのTwitterで は#Kriegserklaerung 【宣戦布告】がトレンド入りしたそうだ。
これは、「ノルドストリームの爆破が、米国によるドイツへの宣戦布告である」と人々が考え始めたことを示している。



・ナヴァラートリ5日目
2022年9月30日15時 クレムリンにて東部ドネツク、ルハンスク人民共和国、南東部ザポリ―ジャ、南部へルソン州、4州の加盟式典

 

これに先駆けウクライナ東部・南部の住民投票が行われ、冒頭にも述べたが、ドネツク人民共和国によると「国際監視員28カ国から130人以上のオブザーバーが参加した」とのことだった。
イタリアとスペインの国際監視団は、ドネツク、ルハンスク、ザポリ―ジャ、へルソン地域のロシアへの加盟に関する住民投票の過程においては透明性と違反がないことを確認したとのことであった。
住民投票は国際基準に従って行われたとのことである。イラク人やセルビア人のオブザーバーも同様のことを述べていたようだ。
また、ドイツからの独立監視員は「へルソン州で記録された唯一の違反行為は、ウクライナからの脅迫だった」と述べている。
「ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、フランス、ドイツ、イタリア、セルビア、モザンビーク、中央アフリカ共和国の国際監視員は、ウクライナからの脅迫と砲撃以外の違反はないと報告し、投票への熱心な参加を賞賛した」とのことだ。

とりあえず、これ(本来そこに住んでいる住人たちが外部に乗っ取られた勢力を追い出し、自分たちの手に主権を取り戻す)が目標で行われてきた軍事作戦なのだろうから、おめでとうと言いたいところだったが、速攻で西側から「違法な住民投票が行われたため、ロシアに対して制裁を科す」との主張が連発したのを見て吹いてしまった。

投票の行われた4州の加盟式典がナヴァラートリ5日目に起きた出来事である。
アベノ国葬みたいなクンダリ―である。
このウクライナの軍事作戦が始まった日もアヌラーダーだったので、ナクシャトラ的には8ターン目でちょうど一応の終結を見たところだ。
もともとこれら東部地域の奪還から始まった軍事作戦だったので、とりあえずの目標は果たしたのだろう。
全体的にはアベノ国葬と同じ向きで、「これまであった旧体制の崩壊を記念する式典」だったという趣がある。
旧体制というのは、外国勢力に乗っ取られたウクライナ政権による支配という意味になる。
日本であればC●A→旧統一教会に乗っ取られた自民党清和会/安倍派のお葬式というかたちになる。
このような外部の影響下にある勢力を追い出して、その土地にもともと住んでいる人々が主権を取り返したということなのだろう。
それゆえ、あとで振り返ってみればアベノ国葬も、清和会/安倍派の崩壊を祝う記念式典だったのではないかということになるのかもしれない。
しかし、アベノ国葬とはチャンドラの位置が違うのでここが圧倒的に異なる。
8室の支配星が12室に在住とはやはり犠牲は大きい。
対向のマンガラは常に攻撃されるという危機にさらされている。



D4を見るならば、この土地にとってはとても喜ばしい出来事であることが示唆されている。
しかし中に裏切り者がいてテロが起きる可能性もある。
事故に見せかけるかもしれないが、爆弾テロをはじめ火災が引き起こされるかもしれない。
液体を使っているので、もし化学工場などがあればその工場の爆破という暗示もある。


・日本に仕掛けられる偽装工作
 

ノルドストリームの件で、今年の春先に自分がよく講座で述べていた「日本に仕掛けられる破壊工作」について思い出したのである。

今年のチャイトラ図や日蝕図から、在日米軍基地や尖閣諸島などで中露や北朝鮮が爆撃したり生物兵器をばらまいたりしたという情報が拡散される(偽装工作)可能性があると読んでいた。
5月の当ブログにも2023年春までに起きた出来事の原因は、自衛隊・在日米軍の関係によるところが大きいとしている。

5月の日蝕では破壊のパールシュヴァでクンバのヤマヨーガが形成されていた。
古くからある同盟関係が致命的な問題を創る。アメリカだけでなくイギリスも入れ知恵しているのだろう(あくまでどちらも戦争ビジネス・基地などの利権屋さんたち)。
北朝鮮からのミサイルはもちろんのこと、原発に対する攻撃や生物・化学兵器による攻撃(単に新しいウイルスが流行っているというかもしれない)、自然災害ですら、テコに使われる可能性があるので落ち着いて対処したほうがよさそうである。

中露や北朝鮮が行ったように見せかけるのだろうが、最も注意すべきは同盟である。
相変わらず、政府の支持率が下がると北朝鮮からミサイルが飛んでくるのだから。

 

なお、星座のサンスクリット名に慣れていない方のために「ラーシ(星座)日本語/サンスクリット対応表」を作成した。
この表を参照しつつ学習に役立てて頂ければ幸いである。

 

 


ॐ तत्सत्