皆さま

 

不安でなにもできなくなる人もいれば、

不安だからこそ動き続ける人もいます。

 

私は、たまたま動き続けて不安を誤魔化そうと

していたのですが、今思えば、もっともっと

癒やしてあげればよかったなあと思うのです。

 

どちらにせよ、不安になりやすい人は

自分を我慢させたりすることが多いです。

 

「自分最優先」で生きましょう。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

-----------------------------------------------------------------------------

 

「不安なときこそ自分を癒やしてあげる物語」

~強烈な寒さの中の洗濯物~

 

とても寒い冬のある日、洗濯物が

ありました。

 

洗濯物はまだ乾いてなんていません。

 

これから外に干されてゆこうと

しているのです。

 

洗濯物は、順々に、外へと出されて

ゆきます。

 

外は、とてつもなく寒く、太陽を

厚い雲が遮っていて、なかなか

洗濯物が乾きそうにありませんでした。

 

外に出された洗濯物は、いきなり

不安になります。

 

それもそのはずです。

 

「全然乾く気がしない」

「なんなら凍っちゃうかも」

「これは、雨でもなく雪でも降るぞ」

 

「不安だ」

 

洗濯物は、不安に感じています。

 

そこへ、冷風がやってきます。

 

普段なら、洗濯物をより早く乾かすため、

歓迎したいとこですが、この強烈な寒さ、

洗濯物にとっては、厳しいものがありました。

 

冷風は、寒さに凍える洗濯物に

声を掛けるのです。

 

「ずいぶんと不安そうだなあ」

「不安なときにあれこれしようと」

「思っても手に付かないだろう?」

 

「だからさ、洗濯物さんたちさ」

「不安なときくらい、自分を癒やして」

「あげなよ」

 

「こんな寒くて、乾きそうにもない」

「天候で震えて我慢するんじゃなくてさ」

 

「もう、いいんだよ」

 

「自分を一番に考えてあげなよ」

 

「そう、自分を癒やしてあげるんだ」

 

洗濯物は、凍えながら冷風の

言うことを聞いていました。

 

「自分を癒やす?」

「どうしたらいいのかわからない」

 

そう、洗濯物は、我慢ばかりしていて

不安になりすぎていて、自分を癒やす

方法なんてわからないのです。

 

「ちょっと待ってな」

 

冷風は、仲間を集めてきました。

 

大きな風になります。

 

洗濯物は、大きな冷風によって

ものすごい勢いで揺らされます。

 

家の窓もガタガタと音を立てて

いるのです。

 

洗濯物は、凍えていました。

 

「や、やめてくれ」

 

洗濯物は、そう言いますが、大きな

冷風は一向に弱まりません。

 

洗濯物は、身の危険を感じましたが、

もう自分ではどうすることもできなくなりました。

 

すると、窓が開く音がします。

 

洗濯物を干していた家主です。

 

「すごい風」

「これじゃあ、干しておけないわ」

 

そう言って、洗濯物を家の中に

取り込んでいきました。

 

そうして、洗濯物は、家の中の

どこかへと連れていかれます。

 

なんと、浴室乾燥機の中でした。

 

吊された洗濯物は、驚いています。

 

暖かな温風が、冷え切った身体を

暖めてゆきます。

 

みるみるうちに、洗濯物は乾き始め

るのです。

 

なんだか、人間が温泉にでも

入っているような感覚で、癒やされて

いきました。

 

洗濯物は、気持ちがほぐれて

ゆきます。

 

「太陽さんもいいけど、たまには」

「乾燥機もいいね」

 

冷え切った洗濯物は、心から暖まり

乾いてゆくのです。

 

「不安なときほど、自分を癒やすことを」

「やってあげようね」

 

洗濯物は、そのことを実感することが

できました。

 

「ありがとう」

 

【終わり】

 

龍公式ラインに友だち追加歓迎龍

セキセイインコ青公式ライン限定で、ラインセッションなど

受け付けていきますセキセイインコ青

ID検索:@064basll

------------------------------------------------------------------- 

執筆依頼なども承っております。

お問い合わせ・ご質問はこちらからどうぞ

------------------------------------------------------------------- 

この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。