皆さま

 

この時期の朝の散歩は気持ちが良いですね。

 

いつもより遠回りしてみたりしています。

 

新しい道を歩くのも楽しいものです。

 

では「道端で起きている幸せを綴る物語」の

第69作目を書いていきたいと思います。

 

「働くことができなかった京子さんが道案内をしてもらった物語」

 

京子さんは働いたことがない20歳代の女性です。

 

京子さんは大人になったら働くものだと

 

思っていましたが、実際大人になったら

 

働くことがとても難しくかんじています。

 

「働くことは大変だ」という気持ちがとても

 

強いようです。

 

それでも仲のよかった学生時代の友達も

 

働いていて、何だか楽しそうでした。

 

そんな姿を見て京子さんも働いてみたいと

 

思っています。

 

京子さんはどんな仕事ならできるか考えていました。

 

でも、なかなかいいアイデアは浮かびません。

 

都心で働くのはなんだか怖いし、

 

人間関係が気になる、

 

これが得意というのもわからないし、

 

パソコンもあまりできないし、

 

なかなかお仕事の方向がわからないようでした。

 

京子さんは気分転換に、犬の散歩に出かけました。

 

犬はいつでも京子さんの味方で、

 

京子さん自身ホッとする存在です。

 

犬の散歩していると、目の前から

 

同じ犬種を散歩している母親と同じくらいの

 

50歳くらいの優しそうな女性が歩いてきました。

 

犬同士がコミュニケーションを取っているところで、

 

女性が京子さんに世間話をしてくれました。

 

話しの流れで、女性が近くで働いているということを知りました。

 

京子さんは、なぜたか正直に言いました。

 

「私はまだ働いたことがないんです」

 

京子さんにとってはとても勇気のいることでした。

 

女性はとても京子さんに共感してくれました。

 

女性はとても良い職場なんだと言い、

 

京子さんを女性の職場に連れて行ってくれました。

 

そこはケーキなどデザートを作っている工場でした。

 

外からもケーキを作っているところが見えるようなっています。

 

京子さんはそれを見て、

 

「私もやってみたい」と思いました。

 

京子さんはケーキや甘いデザートが大好きです。

 

見ているだけで京子さんは笑顔になっていました。

 

その様子を見ていた女性は京子さんに言いました。

 

「もし働いて見たかったら工場長に話しておきますよ」

 

京子さんは少し怖かったですが、

 

少し考えて「お願いします」と女性にお願いしました。

 

その後も京子さんは工場内を見ていました。

 

京子さんは女性にお礼を言って、女性は帰っていきます。

 

京子さんはこれからどうなるかわかりませんでしたが、

 

一歩を踏み出したことが嬉しくなりました。

 

京子さんは同じ犬種を散歩していた女性との出会いという

 

偶然に感謝しました。

 

【~続く~】

 

皆さまいかがでしたでしょうか。

 

京子さんは働くことが怖くてできませんでした。

 

それでも、働いてみたいと思うようになり

 

偶然に出会った女性から職場を見せてもらいました。

 

少しだけ京子さんが前に進めたと思っているようです。

 

現在、不自由や不安を感じる人生を送っている人が

このブログを読んで少しでも新たな一歩を踏み出してくれる

きっかけになったら嬉しく思っています。

世の中には親切な人は意外といます。

そんな願いを込めて書いています。

 

何か生きる上でのヒントになりましたら幸いです。

 

皆さまよろしくお願いいたします。