~古戦場(山城)歩きの続き♪~
楠木vs鎌倉幕府軍の戦闘を空想しながら歩いている場面です👍前回ぶんから読んでいただいた方が、入りやすいと思うけど、まあ、そこは適当に(´- `*)
何となく気分を作って読んでくださいな。ワケがわからなかったらゴメンナサ~イ爆笑 
ちなみに、ここで迎え撃ったのが楠木軍、寄せて来たのが幕府軍です。




頭上にハッと殺気のような気配を感じた。

当然、誰もいるはずはない。

鬱蒼と繁る草や木が、見下ろしているだけである。

ふと、思う。

ここから槍を振り下ろされたら、ひとたまりもないな……滝汗

切り立った山壁の上が、尾根のように連なっている。

つい、足元や、視野の悪さにばかり気をとられがちだが、攻撃は、頭上からも、容赦なく降ってくるのだ。

ここを攻める幕府軍の恐怖たるや、いかばかりだったろう。



太平記には、数にものを言わせて攻めかかったとあるけれど、実際のところ、彼らは相当な用心を重ねたはずだ。

それに、数でかかれば落ちる城でないことは、全くの素人でも、歩けばわかった。





 
少数ずつまとまって、隘路を素早く移動する楠木の部隊が見える気がする。

ある団は、矢を射かけ、ある団は、槍を振り下ろし、またある団は、草影に潜んで石や材木を命中させた。

道幅は狭く、大きくえぐれて、崖になっている。

神出鬼没の攻撃に慌てた多くの者は、足を滑らせ、ばっくりと口を開いた山底に、転がり落ちたろう。

不気味な静けさと、沈黙を打ち破って突然始まる攻撃。

波が引くように誰もいなくなったかと思えば、突如現れ、跳梁する。


山を歩けば、目の裏に、楠木軍の動きが見えるようだった。




この山で、寄せ手を迎え撃った兵たちの、緊張と興奮、死への怖れと恍惚……

歩いていると、彼らのうねるような血のたぎりが、どくどくと押し寄せてくる。






~つづく~

読んでいただきありがとうございます♥
いきなり読むとわかりづらいし、この回は省こうか迷ったんだけど、歩きながら場にぐぐっと入り込んでいく現地での体験が、私はとてもとても楽しかったので、下手でもいいから、書いておきたかったんです(・c_・。) 満足♪