週末、シアター風姿花伝にて『薔薇戦争』と銘を打っての
W・シェークスピア作【ヘンリー六世 3部作】【リチャード三世】の
通し演劇を観に行って来ました。


途中休憩があるものの、およそ7時間の観劇。
演者さんたちもお疲れだとは思います!が、正直、私も疲れました( ̄▽ ̄;)

【ヘンリー六世】と【リチャード三世】はW・シェークスピア作の史劇。
加え【ヘンリー六世】はW・シェークスピアのデビュー作。

生後9ヶ月!で王位に着いたヘンリー六世の世は、百年戦争の後期。
かの聖女ジャンヌダルクが活躍し火炙りの刑に処せられた時代。
百年戦争でイングランドがフランスに敗退。
ここから後世《薔薇戦争》と呼ばれる内乱┅
赤薔薇紋章の「ランカスター家」と白薔薇紋章の「ヨーク家」の
王位争いが始まります。【ヘンリー六世 3部作】
そして、ヨーク家が王位奪還後、ヨーク家内での内乱と、
最終的にフランスに亡命していたヘンリー七世がヨーク家に勝利して
内乱が終焉【リチャード三世】

【ヘンリー六世】は3部作で、元々の戯曲をそのまま上演すれば、
聞くところによると9時間程掛かるそうな ゚ ゚ ( Д  )
まぁ、生後9ヶ月から49歳で没するまでだものね。
今回、劇団の主宰であり演出家の木村龍之介さんが、
1~3部をギュッ!と4時間半程に濃縮。

 ↑記念に買った『薔薇戦争』のキーホルダー

いや~!今回も河内大和さんは凄かった!!
あの迫力はなんなんですかね?
もう語彙力喪失です(笑)
特殊な衣装ではないのに、ちゃんと「背むし男」だった┅
異形の男だった。

河内さんだけではない。他の演者さんたちも素晴らしかった!

衣装が赤色の服(赤薔薇組)と白色の服(白薔薇組)。
そして、フランス側は青い服。
と、色分けされていて対立がとても分かり易かった。

舞台も大仕掛けの美術演出はなく、とてもシンプル。
故に想像力が掻き立てられ┅
400年前のイングランドの戯曲を現代日本で日本人が演じる。
そこに違和感を感じさせない演出。
そして、シェークスピアは難しいと思ってしまう固定概念を
取っ払える

生の舞台故のハプニングなんかもあったりなかったり。
で、本当に面白かった♪




まだまだ始まったばかりなので、ネタばれはなるべく避けたい┅
と語彙力のなさの言い訳(笑)