今日はオフだったので、お正月、録画しておいた
NHK放送の『ハーバード白熱教室』を観ました。
これはハーバード大学、マイケル・サンデル教授の講義、
「Justice(正義)」を全12話収録したものです。
東京大学での講義は観たことがあったのですが、
正月にNHKが再放送してくれたので助かりました。
サンデル教授はハーバード大学史上、
最高の履修生を更新し、その数は1000人以上です。
スゴイですよね・・。
社会的な問題を身近な問題に近づけ、
様々な人種や思想、文化などが違う学生が
意見を戦わせる対話式の講義は非常に面白さがあります。
サンデル教授は学生の意見を決して否定をせず、
対応していく意見をそれぞれ引き出し、まとめていきます。
そして、自分の考えはほとんど語らず、
学生の意見を中心にしていく手法は
あくまで主役は学生にあるように思えます。
内容は難しいものもありますが、視聴していう側も
参加した気分になり、自分ならこう考えるなと思わせてくれます。
ただ、物足りないのはサンデル教授自身が
「正義」について満足する答えをだしていないこと。
学生にその判断をゆだねているところです。
それは、当然なのかもしれませんが、
結局のところ「正義」は自分自身の中の形成していくもので
一つのことでも複数の「正義」が存在するということ。
そう僕は感じました。
明日から専門学校の非常勤の授業が再開するので
授業内容は違えど、受け身型中心の授業から、
学生の考えや意見をもう少し引き出せるように
僕も工夫していかないといけないですね。