今日は北九州のほうでパーソナル指導でした。
クライアントは陸上競技をやっている中学2年生。
種目は走り幅跳びです。
陸上競技は僕自身が唯一といっていい、
技術を教えられる競技です。
今日のポイントは足を引き上げる意識ではなく、
足を引き下ろす意識をもたせること、
僕はこれを「もも上げ」ではなく、
「もも下げ」と言って指導しています。
この時期に行うランニングドリルなんかは
とにかく足を高く引き上げようとする動きが多いのですが、
実際は足は慣性で上がってくるので
無理な引き上げにより上体が起き上がり
ブレーキがかかっていることが多いです。
だから、下ろすほうを意識させ
前への推進力が得られるようにしています。
今日のもう一つのポイントは
走り幅跳びの踏み切りの一歩手前の練習です。
スピードはあるのですが、どうしても
踏み切り後の高さが低いので、
一歩手前の歩幅を広げるように指導しました。
広げることで一度重心を下げ、
水平方向の力のブレーキを最小限に抑え
踏み切りの高さを出すためです。
また、普通に広げてしまうと減速してしまうので
足を少し外に開いて着くことを意識させたら
見た目でも十分な高さが見られました。
小、中学生の時期は吸収も早く
指導していても面白いですね。
次の試合が楽しみです。