最近、思うこと。 | Personal Conditioning Lab T.N.P

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【福岡のパーソナルトレーナー 山田大介が日々の仕事や生活、感じたことを日記にしています。】

大学に行き始め、最近思うことがあります。



スポーツや競技のパフォーマンス向上における


「体力」と「技術」について私たちトレーナーは「体力」を


監督やコーチは「技術」を向上させることを考えます。



それが一般的だと思い、私も指導してきました。



また、研究というのも生理学やらコーチ学やら


バイオメカニクス学やら様々な分野にわかれ、


高度な専門性を追求しています。



しかし、よくよく考えてみると


もともとスポーツ・運動そのものは一つのものだと言えます。


それを科学・研究するために、強引に体力や技術という


概念に分類したのではないでしょうか?


また体力そのものも生理学や解剖学、力学など


多くの分野に分けすぎてしまっているのではないのでしょうか?



体力と技術の関係については


もう何十年も議論されてきたテーマであり、


これからも多くの議論が展開されると思います。



科学・研究するということを考えれば


それでいいのかもしれませんが、


私たちトレーナーはやはりそれだけでは


いけないような気がします。



体力や技術を分けて考えることも必要かもしれませんが


最終的には一つのものとして考えていかなければ、


真のスポーツにはとうてい届かないでしょう。


また、心理学なども同等のことがいえると思います。



数多くの情報がある中で、


これからのトレーナーに求められる資質は


スポーツを様々な要素の集合体として、


一つのものしてみていける能力が必要ではないでしょうか?


難しく考えすぎなのかもしれませんが、


私たちはもっともっと学ぶべきことがあり、


スポーツ自体をもっと大きくみていくべきだと思います。