ある日のパーソナルの現場にて | Personal Conditioning Lab T.N.P

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【福岡のパーソナルトレーナー 山田大介が日々の仕事や生活、感じたことを日記にしています。】

先日パーソナルで、あるお客様からスクワットをする際に


「膝が絶対につま先よりも前に出たらダメなんですか?」


と聞かれました。



そのお客様はフィットネスクラブにも通っていて、


そこのインストラクターにそう言われ注意されたそうです。



実際に、その現場にいたわけではないので


なんともいえないし、そのIRを否定するつもりもないですが、


『絶対に』


ということはまずありえません。


膝は鍛える場所によって、その位置は変わってきますし、


傷害や柔軟性なんかでも変わってきます。



スクワットに限らず、トレーニングなどは


対象者やスポーツ、環境によっていくらでも変化します。


それがあたりまえのことです。


参考書やテキストに載っていることが全てではないですし、


世間一般にやっていることが正しいとは限りません。



そのあたりが実際、


パーソナルトレーナーとしての難しさなんでしょうが、


それもまたトレーナーとしての楽しみの一つでもあります。



今の若いトレーナーは(自分もまだ若いですが・・・)


学校で教えてもらったこと、教科書に載っていることしか


現場で引き出せません。


例えばそれが、専門学校を出て1、2年しか経っていないのなら


話はわかりますが、ある程度の経験のあるトレーナーであれば


物事を一つの側面からしか見れない、環境に適応できない、


それではダメだと思います。


そんなトレーナーはまず成功しないでしょう。



結局、勉強と経験が重要だと思いますが、


それは、どんなトレーナーにも当たり前のことであり、


仕事をするために「仕事」だと思います。



ただ、これらは時間がかかるため、なかなか難しいのですが、


指導者として大事なのは言葉の使い方だと思います。



「絶対に」 とか


「~しかない」 とか


「これが一番良い」などは注意して使わないといけません。



その言葉によって、他のトレーニングやトレーナーを


否定してしまう場合があるからです。


言葉の使い方は知識や技能の習得と同様に


トレーナーとして身につけなければならないし、


それに伴う考え方というのも重要だと思います。



ちなみにそのお客様については


スクワットには色々なやり方があって


膝を出すのも出さないのもどちらも正しいフォームであり、


フィットネスクラブのIRはお客様の膝や腰に


負担をかけないために教えてくれたんだと思いますよ。


と説明させていただきました。



この説明が正しいかどうかはお客様の捉え方次第ですが、


こういうケースは現場でよくあります。


この出来事で私自身ももっと言葉を巧みに使えるようにならないと


いけないなと改めて思いました。