今日は、『個性』について書きたいと思います。
私たちの仕事にとって個性は非常に大切なものだと私は思います。
専門学校で講師として何人もの学生と接する機会が
あるのですが、最近の学生は、以前の学生よりも
一人ひとりの個性がなくなっているというか、
感じとれなくなってきているように思います。
先日、ある講師と話をしてたときに
その講師が減量をしていたので
一人の学生が焼き鳥のとり身を生肉のまま
持ってきたということを聞きました。
二人してその話をしながら
今までこんな学生はいなかったと
大笑いをしながら話をしたのですが、
ふと考えれば、
何年たっても覚えている学生は
このような学生なんだろうなと思いました。
良い意味でも、悪い意味でも何かを
人と違うことをするとか、変わったことをする学生は
いつまでも記憶に残りますし、あとになってあんな学生も
いたなと話をしたりします。
卒業してこの業界で仕事をしている学生に現場や講習会
などで会ったりもするのですが、記憶に残っている学生がほとんどです。
ということは、卒業してこの業界から離れていく学生も多数いる中で
覚えられるぐらいの個性を持った人間は頑張って仕事をしている証拠だと思います。
もちろん、「個性=変わり者」というわけではありませんが、
記憶に残るということは大切なことではないかと思います。
私自身仕事をしていく中で、色々なトレーナー方と仕事をさせて
いただいたり、出会う機会が多々あります。
やはり、どのトレーナーの方も一度あったら覚えるぐらいの
個性というか、人間性を感じます。
この業界で仕事をするということは知識、技術、指導力だけでは
ないことだと思います。
今の学生たちがこれから卒業まで、学校生活をどのように過ごし、
自分の『個性』を育てていくのか、
勉強も、遊びも、恋愛も、バイトも何事にも一生懸命
取り組んでほしいと思いますし、
覚えられる学生になるよう期待したいなと思います。