昨日、理学療法士のセミナーに参加してきました。
これは、別の講習会で知り合った理学療法士の方から
連絡をいただき、参加させていただきました。
実際、私たちのトレーナーという分野と
理学療法士の分野では、仕事内容も目的も大きく違います。
でも、その人個人のスポーツおよび生活のプロセスの中で
トレーナーと理学療法士は、切れない関係であることは間違いありません。
これは、トレーナーと柔道整復師などの関係も同じだといえます。
日本では、この辺のところが、グレーになっている部分であって、
現場レベルではお互いが、まだまだ歩みよれてないのが現状ではないかと思います。
今回、セミナーに参加したのは、情報を得ることはもちろん、
何かそのグレーなゾーンがすこしでもクリアになるきっかけがないかと思ったからでした。
セミナーの内容は私たちトレーナーにとっても、すごく勉強になる内容でしたし、
現場で活用できる内容もありました。
ただ、私たちにとってはあともう少しという内容があったのも事実です。
理学所見やリハビリテーションの過程など、現場でどのようなことをやっているのか
ということはすごくわかりました。
でも、実際、リハビリの時点でどのようなプログラムデザインでどのような過程で
やったのかということが、理論に基づいて明確にわかりませんでした。
今回のセミナーの内容がたまたまそうだったかのかもしれませんが、
このあたりがグレーなゾーンではないかと思います。
これは、私の主観なのですが
『クライアントにとって本当の目的とは？』 と考えたとき、
痛みをとることなのか、
病院に来なくてよくなることなのか、
日常生活を送ることなのか、
スポーツに復帰することなのか、
人生をたのしく送ることなのか、
それは人それぞれだと思いますが、
でも、病院に来なくてよくなることが目的ではなく
ケガをする前の段階の戻ること、またはそれ以上に良くなることが
本来の目的ではないかと思います。
その目的が達成できれば、すべてのことにつながるのではないかと思います。
ただ、すべてのクライアントがそういうわけにはいきません。
しかし、それに近づけるためには、PTや柔道整復師、トレーナーの関係が
成立していないといけないのではないかと思います。
私たちはそれぞれの分野でそれぞれの目的を持って仕事をしてます。
もちろん、そのための資格を得たり、勉強をしてきていますし、
中にはそれを利用してお金を儲けようと考えている人もいます。
それはそれで、色々なやり方がありますので、否定はしませんが、
でも、本当にクライアントのことを考えれば、
我々のすべきことはもっと明確になるのではないかと思います。
今回、セミナーに参加して私が感じたことは以上です。
日本には「よい人材」、「よい環境」はたくさんあります。
あとは「よいシステム」、つまり相互関係、共同関係ができれくれば
面白いのではないかと思います。
・・・これは私の考えなので、これを見て不快に感じたそれぞれ分野の方すみません。