錦織選手から | Personal Conditioning Lab T.N.P

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【福岡のパーソナルトレーナー 山田大介が日々の仕事や生活、感じたことを日記にしています。】

先日、錦織圭選手がテニスのデルレービーチ国際選手権で


日本人選手としては、松岡修造さん以来16年ぶりに


ツアータイトルを獲得しました。



ある新聞を読んだとき、彼は13歳で、アガシやシャラポワらを輩出した


アメリカの『ニック・ボロテリー・テニスアカデミー』に留学したそうです。



私も、14歳のとき、1ヶ月アメリカでホームステイをしたことがありますが、


13歳で1人、言葉も文化も違う国へ行く勇気は素晴らしいなと思います。


ホントにテニスが好きでなければなかなかできません。



その記事の中でお父さんのコメントがあり、


何故、留学させたのかという質問がありました。


錦織選手のお父さんは、日本の中学校や高校に行かせると、


個性を消してしまうのではないかと考えたそうです。



私はこのコメントを見て、同じことを思いました。


以前にもこのブログでも書きましたが、


日本のコーチングは平均レベルにあわせることが多く、


中学校や高校の現状を考えると、個性を消してしまう、


そうならざるを得ない環境があるということがいえます。



我々、トレーナーも同じです。チーム指導だと


トレーニング環境を考えたとき、どうしても全体にあわせた


指導になってしまいます。個人にあわせることは難しいです。



もちろん、その中から素質を開花させる者


スター選手と呼ばれる者もでてきますが、


通常のチームであれば、出てきたとしても1人か2人なものです。



日本にはもっと、非凡な才能をもった選手がいると思います。


我々、トレーナーが監督、コーチと選手の間に入って


その架け橋にならないといけないと思います。


そのためにはトレーナーとしての仕事はもちろん


個性、人間性をひきだす指導が必要だと思います。


私はチームでも、パーソナルでも、教育でも個性をだす指導を


心がけたいと思っています。



今回、錦織選手の記事をみて改めてそのことを感じました。


今後も彼の活躍、日本人初の4大大会の優勝に期待したいと思います。