ドラえもんの誕生日 2112年 9月3日
『ドラえもん』
2020(令和2)年 原作50周年
1970(昭和45)年 小学館学年別学習雑誌各誌にて連載開始
愛称 ドラちゃん 性別 雄 種類 ロボット
身長129.3cm 体重129.3kg 胸囲129.3cm 座高:100cm パワー 129.3馬力
1969年当時の 小学四年生の平均身長からきているのです。その平均身長でつくられたのが「ドラえもん」の 身長・体重等です。そして誕生日も・・・。
ドラえもんは、藤子・F・不二雄(藤本弘)の漫画『ドラえもん』に登場する架空のネコ型ロボット。漫画作品『ドラえもん』の主人公。
好きなものはドラヤキ。おっちょこちょいだけど、人の気持ちをいつも考えている、優しいロボットだ!苦手なものは、ねずみ。
≪誕生秘話≫
児童漫画で新連載が決まるのですが、なかなか主人公が決まらず、連載開始の告知ページには、先にキャラクターが決まっていた「のび太」のみ発表し、主人公は公表できずに誤魔化し状態。
そして、まるで構想が思い浮かばないまま時は過ぎ、新連載の締切の前日(1969年11月)となると、昔、締切が守れずに干されたことを思い出し、焦りつつも、住んでいたアパートの猫のことを思い出したり、「アイディア考え機」や「タイムマシン」があったらなぁと、空想にふけっていったそうで、やがては、そのままソファーで眠りこけてしまい、ついに、締切の日の朝を迎えてしまったのでした。ところが、その朝、焦った藤本さんが、「なんにも、ぜーんぜんまとまってない!! わしゃ破滅じゃー」と、叫びながら階段を駆け下りたところ、たまたま置いてあった娘の起き上がりこぼし「ポロンちゃん」を踏んでしまい、「ポロンちゃん」がポロンポロンとなるのを聞いた瞬間、その前の晩に想像していた「ドラネコ」と、この「起き上がりこぼし」が結びつき、「ドラえもん」のキャラクターがひらめいたのです。
そして、頭の悪いぐうたらな男を・・・いや男の子を助けるためにやってくると、自分自身に重ねたストーリーもこの時に思いついたのでした。
ちなみに、藤本さんは、後に、
ま、のび太は、私自身なんです。具体的にいえば、スポーツが苦手とか、意志が弱くて、勉強しなければいけないのに遊んでばかりいて、夏休みも終わりになると泣き出すとか、そういうところは、ぼくの体験そのものですね。と、のび太のモデルがご自身であることを明かされています♪
『ドラえもん』の連載がスタートするのですが、「もう少し人気が出てもいいのに…」と、藤本さんが不満げにぼやくほど、人気はパッとせず。それでも、4年後の1973年には、「ドラえもん」はアニメ化されるのですが・・・こちらのほうも視聴率は振るわず、わずか半年で放送終了。
そのため、連載の方も、1974年春には打ち切りとなってしまい、藤本さんは、最終回「さようならドラえもん」を描くこととなったのでした。
ただ、翌月には「帰ってきたドラえもん」が描かれ、原作の方は継続。その理由には、「藤本さんが継続を希望した」説と、「渋る藤本さんを編集長が継続するよう依頼した」説の、2説あり、真相は定かではありません。
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
参考 ドラえもんチャンネル・ドラえもん50周年特設サイト・藤子・F・不二雄ミュージアム 等