私、ちゃむは、一年付き合った彼女と結婚を約束しました。あの時は有頂天でした。そして、自分の一人暮らしの家に呼んで、お互いの親にも挨拶をして、荷物も運び込み、一通り準備を終えました。

 

 

これから、2人の生活だという幸福感とともに、同時に襲ってくる責任感の重さ。その板挟みの中で、まぁ大丈夫だろうという、半分楽観視していました。これから、入籍、結婚式も挙げたり、指輪も買ったり、やることは沢山。

 

 

そして、彼女には家に入ってもらい、家事などをやってもらう形になりました。いつ頃籍入れようかとか、各種手続きも、どんどんやっていこう。という話をしながら、キッチン用品や食材などを買い込んだりして、2人の生活を楽しんでいました。

 

 

ですが、なぜか自分の中では、大きな不安があったのです。少しずつ、その不安は増大していきました。この子で大丈夫だろうかとか、経済的に低収入である私には、果たしてやっていけるのだろうかなどの、経済面での不安などを抱えていました。

 

 

そして、彼女との普段の生活で、少しずつ、すれ違いが生じてきました。彼女のちょっとした要求などに、段々と不満が出てきたのです。本当に小さな要求です。そのうち、喧嘩もするようになりました。付き合ってるときと、一緒に生活するのは、色々と違うものなのだなとは、思いましたが。。そして、自分の中で、少し様子をみようという思いが、日に日に高まっていきました。完全に決意が固まり、覚悟ができたら、入籍しようと思いました。

 

 

そのうち、彼女からは入籍を、まだやらないのか? いつまで伸ばすんだ。などと言われるようになり、自分の中で、少し窮屈に感じ始めていたので、話をそらしてしまうこともありました。ですが、いつまでも、そのようなアンバランスな状態が、続くわけがありません。

 

 

自分の中での決意と覚悟が、ようやく定まってきた頃、彼女の様子が少し変でした。明らかに普段と違ってきました。自分の実家に泊まったりと、家を空けることも多くなりました。ですが、その時は、まぁ一人暮らしの時みたいに、のんびり出来ていいなぁ、などと勝手に思ってしまっていました。

 

 

それから、彼女が帰ってきてから、重要な話がある。。別れて欲しい。家を出て行く。。ということでした。私は最初、冗談かと思い、半信半疑でした。自分の中で、彼女への甘えがあり、出ていきゃしないだろ。構って欲しいんだろうという、勝手な解釈でした。。現に、構って欲しくて、色々と気を引こうとするタイプの子でした。

 

 

間も無く、外出先にいると、彼女から、今日は実家に泊まってくるねというメッセがありました。いつもの如く、実家でのんびりしているんだろうくらいにしか考えていませんでした。今日は家でゲームでもやろうという軽い気持ちで帰宅しました。すると。。。

 

 

彼女の荷物が袋詰めされて、置いてありました。衣服や下着などもです。その瞬間、猛烈に怖くなりました。その後、彼女が帰ってきてから、話を聞くと、もう一緒にいられない。実家に戻るということでした。その時は、何も言えずに、下を向いていることしかできませんでした。なぜでしょうか、引き止めることもできたはずです。ですが、自分で考えぬいた意見だろう、尊重しないとと、勝手に思っていました。というのも、あとあと書きますが、以前にも何回か大失恋があり、まずは話を受け入れてあげることが大事と、何かで読んだからです。ですが、今考えると、状況的に、どう考えても、引き止めるべきでした。

 

 

それから、すぐに彼女は荷物のいくつかを持って実家に帰りました。自分に中では、まだまだ彼女の荷物が残っているし、また戻ってくるだろうという、訳のわからない、勝手な自信がありました。

 

 

その後でした。。車で荷物を取りに行きますというメッセが来たのが。。その時に、全てを痛感しました。俺、何やってんだ!

 

 

急いで、戻って来て欲しいなどの、想いを伝えましたが、もはや手遅れでした。。。

 

 

猛烈にさみしくなり、同時に、強い虚無感に襲われました。彼女のことを考えることが多くなり、メッセをしても、もうやり直す気は無いという返事でした。荷物があるからまだ大丈夫、取りに来た時に、やり直そうって言うはず。勝手な思い込みでした。

 

 

その後、荷物を引き取りにきて、サクッと帰っていきました。彼女の後ろ姿が、今でも忘れられません。。そして、完全に家から、彼女の痕跡が消えました。。

 

 

同時に襲ってくる恐ろしいほどの虚無感、喪失感、悲しみ、吐き気、心の痛み、苦しみ、後悔、怒り、めまい、絶望感、倦怠感、だるさ、そして、忍び寄る自殺願望。。何も手につかなくなり、彼女にメッセしても、もうお別れしようということでした。

 

 

そして、独りになった。

 

 

 

薄暗い部屋で、1人でボーッとしてることが増えて来ました。

 

 

 

②へ続く