社会人として仕事始めた頃 | サンサーラ

社会人として仕事始めた頃

社会人として最初に働いたのは特別養護老人ホームだった。

その年の7月、夜勤している時、入所者の男性が肩で息をしているのを見つけた。深夜すぎており相方と出来る限りのコトをした。

明け方、バイタル異常でナースに連絡したが、すぐには来てくれなかった。普通に出勤して来たナースにより救急車が呼ばれ、その男性は病院に移送された。それから一時間ほどして、亡くなられたとの連絡があった。

これが最初の体験。ショックのあまりボロボロ泣いた。同じ日、初めてのボーナスが支給された。

何ともイヤな気分で、自宅で泣きながら眠ったのを覚えている。

あれから何年も経ち、再び介護の仕事に就いた私は、良くも悪くも大人になり、多少のコトでは動じなくなった。

お通夜も回数重ね、看取りも経験した。社会人になった当初の甘さは消え、同時に何かも失ったように思う。