02-最適のエアコンとは? | 【自然冷媒 「水」 のエアコンを創る】

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2008/2/14初版、2009/3/26修正02
  人にとって最適のエアコンとはどのようなものでしょう?

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現在のエアコンの冷房では、入室したときは涼しくても長時間
居ると冷え性になったり、乾燥しすぎで喉や唇が乾いたり、
皮膚が、かさかさになったりします。
              
コンプレッサーが運転している間は冷えるけれども、止まると
急に蒸し暑くなり、その温度差が4~5℃あって、一日中
エアコンをつけて居ると身体がだるくなって、疲れるということ
があります。
 
では人にとって最適の冷房とはどういうものなのでしょうか?
理想的な例として、日本の田舎家や、土蔵の中などがあげら
れるのではないでしょうか。                  
(洞窟やトンネルの中も同じです)
 
夏に家の中に入るとひんやりとして気持ちよく、冷え性になる
こともありませんし、乾燥することもありません。
 
ではその環境と今のエアコンで作り出される人工的な環境
と、どう違うのでしょうか?  
 

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 実は「湿度」にあるのです。
 田舎家もトンネルも、外と開放状態になっています。
普通に考えると、外の熱い空気が侵入してきてすぐに、
室温が上昇するように思えます。
 
しかしそうはなりません。(無風状態の時)
 
なぜならば、中の湿度が外の湿度より、同じか高いので、
 外の熱い空気が中に入って来れないのです。
 (専門的には「水蒸気圧の差」と言います)
 
外の気温が上昇しても、中の温度はそのままになり、
外よりも涼しく感じるのです。
 
つまり、人にやさしい冷房とは、この田舎家やトンネル
のように外の湿度と同じぐらいで、気温だけが 2~3℃
低ければ快適だということになります。
 (個人差はありますが)


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意外に思われるかもしれませんが、空気が乾燥しているから「涼しい」のではなく、「暑さを感じにくい」だけなのです。
 確かに暑い時はエアコンの温度を下げたくなり、空気が
乾燥していると汗がよく蒸発しそうな気がします。
しかし、乾燥した空気では涼しさを感じにくく、ついつい
温度を低く目に調節してしまい、その結果時間が経つと
冷えすぎたり乾燥しすぎてしまうのです。
 これは、サウナで室内が100℃でも我慢できたり、
南極など湿度の低い所で風が無ければ案外暖かく感じたり、
砂漠で気温が40℃でも日本のように蒸し暑さを感じなか
ったりする、「空気の比熱」に関係しているためです。
人の皮膚は「湿度が高いほど温度差に敏感」になるため、湿度を適正にすれば、少し温度を低くするだけで蒸し暑さが無くなり、涼しく 感じることができ皮膚が乾燥することも無く、快適に過ごす事が出来ます。
このことは、湿度が高いのに「爽やか」に感じる「秋風」と同じ条件なのです。


それでは快適な温度と湿度を調節するためにはどうすればよいのでしょう?
そのヒントとして、よく読者の方に「昔は井戸水で冷えるエアコンがあって、十分涼しかったよ!」とお話をいただくことがあります。つまり15℃ぐらいの冷水を作ることが出来ればエアコンとしては十分なのです。
現在普及しているエアコンは、元々0℃以下の低温にする事を目的に設計された冷蔵庫用の冷凍機がベースになっていて、使用される冷媒もその使用温度域に適合しています。    それゆえに空調用として+20~30℃の高温での使用は無理があり、コンプレッサー保護の ための0℃近くの運転にするために、
 温度を下げれば湿度も下がってしまう一通りの冷却しか出来ないのです。
室温を28℃にするのに室内機の吹き出し温度を7℃にしなければならないと言う事は「機械の都合」でしかありません。
その弊害として冷えすぎ乾燥しすぎなど、人の生活温度帯に対応できずに    「エアコンは体に良くない」と言う評価も出てきてしまいます。
それを防止するために現在のエアコンはいろいろと工夫はなされていますが、
      根本的な部分である「使用冷媒の温度帯」
      を適合させないと、この問題を解決することはできません。
 それにはエアコンの冷媒として水を選択するのが最良であり
水は湿度をも自動調整できる人に優しい理想の冷媒なのです。







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 この記事は以前に投稿した【水エアコン解説】書庫の中の記事を、順次内容を修正、加筆して「仕上げ」ながら再投稿しています。前回分のこの記事には暖かい励ましやご意見のコメントを頂きありがとうございました。
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