証券アナリスト試験一次の最大の難関といわれる「証券分析」を受けたのは2010年の秋です。

さすがに運用機関に勤務しているとは言え、私の担当は日本株式。

デリバティブや債券などは扱っていないということもあって、参考書をぱらっと読んだだけで勉強が必要なことを理解して、他の二科目とは違いたっぷりと勉強時間を確保しました。


確か2010年の秋試験はシルバーウィーク明けということもあり、シルバーウィークの5日間は証券分析漬けとして勉強しました。

勉強方法は

①参考書の精読

 参考書を精読して、後でぱっと見返せれるように重要な概念や公式などを抜書きしたノートを作りました。

 また、参考書のところどころにある練習問題や章末問題もその都度解いて理解に努めました。


②演習問題集を解きまくる。

 演習問題集を使って、分からない問題はその都度「解けなかったリスト」に記録しながらとにかく問題を解きました。

 分からなかった問題はその都度解答を参考に、解法を記憶し、一通り問題を解き終わったら、あやふやな部分や理解不足の問題を集中的に勉強しました。

 

③試験直前日に過去問を一年分やる。

 本当はもっと前にやっておくべきだったのかもしれませんが、とにかく時間不足だったので前日に実施。

 正答率も気になるところですが、むしろ一回目の財務分析の試験のときに時間が足りなかったという苦い思い出があるので、時間内に解答することが出来るのかを図るために過去問を解きました。

 意外に演習問題集には載っていない問題なんかが、過去問で出ていたので、そのような問題は繰り返し解いて実際に出たときの対策としました。




使用した参考書等

参考書:経済法令研究会:『証券アナリスト1次受験対策テキスト 証券分析とポートフォリオ・マネジメント』

問題集:経済法令研究会:『証券アナリスト1次受験対策演習問題集 証券分析とポートフォリオ・マネジメント』

過去問:協会から送付されてくるもの一年分


注意点

 関数電卓:最後まで買おうかどうか迷いましたが、買ってて正解というのが私の感想です。

        そのまま式を打ち込んで計算が出来るので間違いも少ないと思います。

        何より累乗など、複雑な計算問題を解くときに圧倒的に早い。

        財務分析までは必要ありませんが、証券分析に対しては持っていて損はない印象です。