ハリは、表皮に刺して
癒し効果を発揮する! ②
「鍼経」である「九鍼十二原」の最初にある
ハリの刺し方についての簡潔な記述
「持鍼之道正指直刺無左右」
をどう読むかが
「ハリ治療」の根本・本質にかかわることである。
日夜治療実践に取り組む古代の医人たちは絶対に間違いなく
私と同じように
「ハリを持って刺す方法は、針先を正しく指で支え
素直に刺して左右にぶれないようしなければならない」
と読んだであろう。
「直刺」は「素直に表皮に沿って刺す」ということである。
「縦に真っ直ぐ」とは、絶対に読まないに違いない。
何故なら、ハリを刺す場所である「経穴・ツボ」は経脈にあり、
それは体表を流れる目に見えない気の反応点だからである。
「ツボの深さ」が言及されるのは、
後代の文献学者によって「黄帝内経」が
編纂されるようになってからだと考えられる。
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