過去すべての「鍼灸学」を変革し、
新たな「ハリ医学」を築く。⑬
「正しく指して」をどう読むか、
これは、丸山先生を含めてほとんどの人が
「指を”ツボ”に正しく当てて刺す」と読んでいる。
これも間違いである。
では、正しい読み方はどうであろう。
「指をあてる」のは、ツボではない。
「針先」である。
この違いが決定的に刺したハリと、受ける身体の関係を変える。
押手の指で、ツボを固定し、
刺し手でハリを刺すとき針先はどうなっているであろうか。
表皮に対し、一定の角度がついてしまう。
そのまま刺しこめば必ず「表皮」は通過し
「真皮」あるいはもっと深くハリは入っていく。
しかし、
押手で針先を押さえれば、
刺し手は、ハリを「左右にぶれずに正しく素直に」
表皮に沿って送れるのである。
”ツボ”が体表にある「本来のハリ治療」では
このように刺していたとしか考えられないと思う。
この立場から、
私の新しい「ハリ医学」建設が始まり、
確固とした学問を打ち立てることが
できるのである。
(次へ続く。)
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