ハリは皮膚に沿って浅く刺すと、
10倍以上に効く!! ④
ハリを刺そうとして皮膚の表皮に「触れた瞬間」に
左下腿部の激痛が、「サッと消えてしまった」!!
この体験は、新しい「ハリ医学」の基礎である「経脈の流れ」
とは何かの解明につながり、
さらに「浅く刺すと効果が表れる」という事実の
「実態解明」の第一歩としての「ハリの刺し方」の
検討に進むのである。
「ハリの刺し方」については
中國古代人が書き残した
「霊枢経・九鍼十二原 第一」に明記され、
「正しく指で鍼先を押さえ、
素直に表皮に沿って浅く刺し
左右にぶれさせてはいけないと
「鍼刺の神髄」を述べてある。
ハリ治療を実践していた古代人は
「直刺」の文言をそのように読み取っていた
としか考えられない。
しかし後代の学者たちが膨大な「文献」に基づいて築いた「鍼灸学」では
「まっすぐ一定の深さに刺す」と誤読し伝承してきた。
経穴の「深浅」の言及は、
「経脈の働きが達する深さ」であり「経穴の存在の深さ」ではない。
この重要な読み違いがすべての「鍼灸学」の誤りの根源であると
私は確信し、そこから新しい「ハリ医学」を築こうと考えている。
次は、
実際に浅く刺したハリと心身の反応を検討する。
(次回へ続く)
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