世の中には二種類で成り立っている。
陰と陽のバランスだ。
(格好よく言おうとしたら、なんだかスピリチュアルみたいな響きになった笑 )

僕たち人間の本質も同じである。一人ひとり個性があるように、陰陽のバランスも人それぞれ存在しています。
(やっぱり格好つけるとスピリチュアルみたいになった笑 )

 周りにグイグイくる人はいないだろうか?

そうだな。
いわゆるテレビで見せる松岡修造さんのような情熱的なタイプ 。

結婚相手で大切なのは「お金」か「愛」?と聞くと迷うことなく
「絶対に愛です」
と即答するタイプ。

悩みや愚痴を話したときに「すごくよく分かります!」「大変でしたね・・」の共感の一言が欲しいときに
「もう少し頑張ろう!」
「あなたを見ている人は必ずいるから!」
などと前向きな応援の言葉を吐くタイプ。

基本的にこういう人は常に「スマイル」なので、会った瞬間に「陽」を感じる。
そして「人生をフルで楽しみたい」という信念があって「1分、1秒だって無駄にしない!」と思っているからこそ、睡眠時間も削ってガンガン行動するのだ。スケジュールもぎっしり詰め込んでKAT-TUNもビックリするくらいに、いつもギリギリで生きている。

「今度の土日は、家族でキャンプするんだ!ずっと行ってみたかったところだから楽しみ!それに、僕が行きたいって言っていたことを妻が覚えていてくれたことも嬉しくって(以下、永遠と続く)」

「先週末は一流企業に勤める友人の結婚式に参加したのだけど、出席者全員ハイスペックな人が多くてキラキラしてた!」

他人の話にも「わかるわかる!楽しいよねー!」「いいなぁ!俺もそういうのしたい!」と勢いよく割り込んでくる。
大げさでも何でもなく、なかには24時間ずっと何かをしておきたいと考えているほど情熱的だ。

しかし、世の中は「陰」と「陽」のバランスだ。そんなに簡単にはいかない。

やっかいなのは「陰」と「陽」が共存する職場において、陰の相手に自分と同じぐらいの情熱を求めてくる場合である。 
彼らからすると、
「仕事中にネットサーフィンしている人」や「雑談している人」が信じられない。「仕事を楽しめていないやつはダメなやつ!」みたいな雰囲気を醸し出してくるのだ。

こういう情熱マンと仕事で毎日顔を合わせていると、さすがに「なんかウザイよなぁ」と感じてくる。え?月曜日からそんな感じ?そのグイグイ来る感じが疲れるわ、マジでと。 

しかしこれのやっかいなのが、浅い関係の人からみると情熱マンは「すごく良い人」と思われていることが多い。
「ウザイ」を口にすると「え?あんなに良い人の悪口を言うなんて」と、逆に自分の印象を下げてしまうことにもなりかねない。
彼の悪口を言うと、自分のほうが悪人みたいになってしまう。 

 でもちょっと待てよと、、、

僕は偉くもないし、別に優秀でもなければ特別な仕事をしているわけでもない。 
だからと言って、物事を常に斜め45度から悲観的に見てネガティブ発言ばかりするタイプではない。 

普通のサラリーマンだ。 
そりゃ、オンもあればオフもある。
オンばかりにしたくてもできないのだ。

仕事が終わって家に帰ると「急に身体全体が休憩モード」になる。すでにこの時点でちょっと眠たい。家族と「おかえりー」「ただいまー」やって最近では家に帰ると直ぐにパソコンの電源をつける。 

ご飯を食べ終わると、お腹も満腹で動く気になれない。重い腰をあげてサッと5分で子供をお風呂に入れて、パソコンデスクの前に座る。
走り書きしたブログネタメモ帳をボーっと眺めて「あぁ、これにしとくか」と内容を肉付けしながらキーボード叩く。
なんかさっき食べたものかなぁ、胃がもたれるよなぁ、最近。と感じてネットで
「胃もたれ 吐きそう でも癌じゃない」
と検索。 

そんなことしてると、やべ、もうこんな時間か。ついに「抑えようもない眠気」 がやってくる。あぁ、今日もクソ雑記1つ生産しちゃった。最後は適当に思ったことを書いて終わろうか、ほとんど誰も見てやいないしな。

「よし、ちょっと布団で横になろうかな」

スマホを充電しながら子どもと談笑。
そろそろ眠るか、、という時にここで「あっ」と気づく。あれ?一日これで終わるけどいいのこれ?

昨日もこんな感じだったし、これからずっと人生こんな感じで終わるの?一瞬で歳とるんやない?ヤバない?となるわけだ。

だが、もうこの時点で1日の生気がなくなっている。「眠たい」のだ。今から何かをやる気にならない。今さら勉強や本を読むことは不可能なのだ。そして目を閉じながらこう思う。

「明日から頑張ればいいわ」 

いつだってオンモードなんてできやしない。
いつもスケジュールいっぱいでみなぎる力をフル回転できやしないのだ。
いつもギリギリで生きたくないのだ。

 さすがにウザイと思った時の対処法

職場に限らずプライベートでも実際に会って、「温度差がある」「圧が強い」人は早めに対処すべきである。

ただ、上司とプライベートでは対処法が異なるので今日は、2つに分けて対処法を示そう。

まずはプライベート。
そうだな、例えば今は夏なので海でのワンシーンを想像してほしい。
あなたは、泳げないので浮輪を持って、そしてウザイ男は「余裕っしょ。俺、泳げるし」ってことで一緒に沖に出ていきました。
しばらくして足が届かないところにくると、ウザイ男が浮き輪に捕まってきました。その重みで浮き輪が沈みだして「怖い?怖い?」とダルい絡み方をされます。

はい、ここであなたは何て言いますか。命がかかった場面での一言。そう、それが答えなんです。

「うざいわ、やめろや!あっちいけや!」

すると相手が「そんなマジになんなよ」と気まずくなったのを隠すためにヘラヘラしてきたところにトドメの一言。
「お前のその感じ、ホンマにだるいしキモイ。みんな言ってるから」

はい。これが答えです。
このぐらい強く言わないと、相手は分かりません。

次は情熱的な上司です。
上司というのは、さすがに長い付き合いになるので先程のように「はい、バイナラ!」ってわけにはいかない。真逆で考えるのです。
何かあったらこっちから相談するから黙っといてと。

情熱的な上司は部下から相談されるというのが大好物である。
「お忙しいところすみません。先日の案件について相談がありまして、A案とB案にまとめましたがどちらをクライアントに提出すべきか決めかねておりまして。」

もう上司の口元の口輪筋はニタッとしたくてヒクヒクしている。ここで色々と持論が長いがこの圧は耐えるべし。
「うーん、それはAのほうがいいだろうな。その理由はだな………………」

ドヤ顔で言うので、
「はい、わかりました〜 テヘ」
はい、そして次の一言が大事。

ボソっと独り言のようにつぶやくように
「なるほど、やはりAのほうがいいか。また自分から相談しにこよ」

これです。
本当にくだらないことで良いので、とにかく、何かを聞いてそれを受け入れて行動する姿勢をみせ「もう、いちいち来んなよ、ある時はこっちからいくから」とさりげなく意思表示するのです。

ダメ押しは、先程のお礼にと缶コーヒーでも奢ったりしたら、上司は思うだろう。
「あいつは分かっとる。俺からの指導はいらねぇな。自主性に任せてみるか」

と、なって上司からの圧もなくなり、評価もアップするしで一石二鳥の効果となる。

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結局は人と人。会話する以前に良好な関係性をもつことが前提である。
コミュニケーションは、ワンウェイで意思をぶつけるだけではダメである。好意を向ければいいってわけではない。
相手の好意を引き出さなければならない。
そうでなければ独りよがりの意思を一方的にぶつけているだけである。

残念ながらコミュニケーションは「何を言うか」以上に「誰が言うか」が重視されることが多い。
自分の立ち位置を知って、勝ち戦では毅然とした態度で立ち向かう「攻めの戦略」、負け戦では「黙して語らず」「相手を立てる」などの「逃げの戦略」を講じることが大事である。