皆さんの会社では、情報共有は徹底されていますか?
経営陣だけが情報を抱え込み、一部で噂のように流れてしまう――そんな経験はありませんか?
私が以前勤めていた企業でも、情報が正しく伝わらず、現場が混乱することが何度もありました。その結果、判断を誤り、組織が弱体化していったのです。
では「情報は共有すべきではないのか?」というと、そうではありません。
むしろ ルールを定めて正しく共有すること が、組織の効率性と信頼性を高めます。
1.情報共有でスピードが向上する
担当者や中間管理職が持っている情報は、チーム全体で即時に共有できる仕組みを整えるべきです。
例えば、取引先の部長が急に異動し、関係性が大きく変わることがあります。これを「口頭で伝える」だけに頼っていると、伝え漏れが発生し、現場は突然の対応に混乱してしまいます。
クラウド上で共有すれば、全員が最新の状況を把握でき、スピード感のある対応が可能になります。
2.データを最新化してトラブルを防ぐ
情報共有は「数値データ」でも効果を発揮します。
私が経験したケースでは、海外発注の数量変更を担当者がメールだけでやり取りしたため、納品時に発注数と納品数が異なるトラブルが発生しました。
もし「数量変更は必ず共有ファイルに反映する」というルールが徹底されていれば、防げたはずです。
こうしたルール化によって、ヒューマンエラーによるトラブルは大幅に減らせます。
まとめ
情報共有は「透明性」と「スピード」を組織にもたらします。
属人的なやり取りに頼るのではなく、クラウドや共有ファイルを活用し、明確なルールのもとで共有を進めることが、トラブルのない健全な経営につながります。
本日もありがとうございました。