経営者やサラリーマンの皆さんの中には、自己啓発本をよく読む方も多いと思います。
ある統計では、**「1カ月に7冊以上本を読む人」は全体のわずか3%**だそうです。
でも、こうしてブログを読んでくださっているあなたは、きっとその一人かもしれませんね。
以前も書きましたが、読書は最初から最後まで読む必要なんてありません。
ビュッフェのように「つまみ食い」で読む。
それだけで月7冊はあっという間です。
さて、話を本題に戻しましょう。
自己啓発本って、タイトルが衝撃的でつい手に取ってしまうものも多いですよね。
でも…
「読んだけど、書かれている通りにやってもうまくいかない」
「成功者と同じようにはできない」
…そんな経験、ありませんか?
それもそのはず。
自己啓発本に書かれていることの多くは、**“再現性が低い”**のです。
なぜかというと──
成功者の“感覚的な判断”や“状況対応力”は、実は本に書かれていないところで発揮されているから。
つまり、彼らがどんなふうに問題を捉え、どうアプローチしているかの「本質的な部分」が体系化されていないことが多い。
これが、読者が再現できない最大の理由です。
だからこそ、私がおすすめしたいのは、
「再現性を高める構成になっている本を選ぶこと」
具体的には:
-
その行動を実行する「心構え」から丁寧に書かれている
-
具体的な手順やプロセスがあり、読者が実際に試しやすい構成
この2つが揃っている本は、行動に落とし込みやすい=成長につながりやすいです。
私もかつては、自己啓発・ビジネス書を大量に読んでいました。
知識は増える。
でも、それを飲み会で披露して自己満足して終わる──そんなことも多々ありました。
相手にとっては興味もない話、空振り…それが現実でした。
今では割り切っています。
「成功者の体験本=刺激をもらうもの」
「学術的なビジネス書=再現性のある実践書」
この使い分けができるようになってから、
“読むだけ”ではなく“行動に変える”読書ができるようになりました。
そして、何よりも大事なのは:
インプットしたら、すぐアウトプットすること。
実際にやってみる。使ってみる。人に話す。
これが、自分の血肉になる唯一の道です。
最後にひとつ。
将来あなたが成功本を書くときは──
「再現性を高めるために、どのように成功したかを“具体的に”書く」
…そんな心構えを持っておいてくださいね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました!