先日、ふとテレビをつけたら「日本食堂24」という番組が流れていました。

海外で日本食堂を営む人たちを追う番組で、その中でも特に印象に残ったのが、ポーランドでうどん屋を開いている日本人の方の話です。

 

彼はもともと家具を扱う商社に勤務しており、「ヨーロッパに支店がある」という理由で入社したものの、会社の業績悪化で国内市場に注力するようになり、気づけば30代後半に差しかかっていたそうです。

 

「このままではいけない」と一念発起して、日本で寿司の専門学校に短期通学。

そして、オランダ人と組んでポーランドで寿司店を開業するも、業績が上向いた頃に共同経営者と対立。経営を辞めることに…。

44歳で再び「この先どうしようか」と立ち尽くしていたそうです。

 

そんなとき、かつて通っていた寿司学校の社長に電話で相談すると、その方がなんと出資してくれることになり、今ではポーランドで大人気のうどん屋を経営しているとのこと。

 

感動的だったのは、彼が今、ウクライナからの避難民を積極的に雇用しているという点。

コロナ禍で店が危機的状況に陥ったとき、最後まで残って支えてくれたのがウクライナ出身のスタッフだったそうです。

その恩義から、いま紛争中のウクライナから来た人々、さらにはその親族まで、生活をサポートしながら雇用しているのです。

 

 

こんな素晴らしい人が世界にはいる。

それに比べて、自分は誰かの役に立てているのか――そう思った瞬間に、胸が苦しくなり、急にダークモードに突入してしまいました。

 

でも、見ているだけではいけないと思い、すぐにネットで子ども食堂への寄付をしました。

小さなことですが、自分にも何かできるかもしれない。

これから何をすればいいのかは分かりませんが、自分なりのやり方で、世界のどこかの誰かに届く行動をしていきたいと思います。

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました。