みなさん、こんにちは!
補助金申請書を活用して事業計画を立てる方法について、これまで3回にわたってお話ししてきました。今回は 「具体的なアクションプランの設定」 について解説し、いったんこのシリーズを締めくくりたいと思います。
4回も続けてしまい、お付き合いいただいた皆さんには感謝です(笑)。でも、 事業計画を立てるだけでは意味がなく、実際にアクションに落とし込んで進めることが重要 なので、今回はその 「計画を実行に移すステップ」 に焦点を当てていきます!
🔍 ここまでのおさらい
これまで、事業計画を作るために以下のステップを解説してきました。
1. 会社の現状分析(企業の現在地を把握する)
2.会社の強み(競争優位性を整理する)
3.会社の弱み(認識するが、まずは強みを活かすことを優先)
4.外部環境分析(市場の動向をデータで確認する)
5.競合分析(大手・競合企業の動きをチェックする)
ここまでの分析を踏まえた上で、 いよいよ具体的にどう動くかを決める段階 に入ります。
🔍 新規事業のアクションプランを立てる
補助金申請書に沿って進めてきたので、新規事業を前提に話を進めますが、既存事業の改善にも同じ考え方が活用できます!
補助金申請をしない場合は、既存事業の計画を立てるのもアリですね。
では、新規設備を導入して新規事業を始める場合の 基本的なスケジュール を例に考えてみましょう。
📌 新規事業のスケジュール例
1) 設備の仕様検討(どんな設備が必要かを決める)
2)設備購入事業者選定(相見積)(最適なサプライヤーを選ぶ)
3)設備発注(購入契約を締結する)
4)新規事業体制の整備(チームや業務フローを決める)
5)新設備導入(設置・稼働準備)
6)新設備使用法に関する研修(操作・保守方法を習得)
7)試運転(実際に設備を動かし、問題点を洗い出す)
8)サンプル品作成(試作品を作り、品質を確認)
9)体制とサンプル品評価(問題点の改善・最終調整)
10)マーケティング活動プラン(販促や営業戦略を考える)
11)新規事業開始(いよいよ本格稼働!)
このように、 具体的なステップをリストアップし、スケジュールを決めることが大事 です。
🔍 スケジュール管理が成功のカギ!
事業計画は 作っただけでは意味がありません。
しっかり 「いつまでに何をするか?」を明確にし、担当者を決めることが重要!
☑「計画を立てただけで終わる」ケースが多い…
→ これを防ぐために、スケジュールを決めて「やるべきこと」を明確に!
☑ 「期限が決まっていない」=「ダラダラ進んで途中で頓挫」
→ だからこそ、目標日を設定することが重要!
例えば、以下のような スケジュール表(ガントチャート) を作ると進捗管理しやすくなります。
タスク | 開始日 | 終了日 | 担当者 | ステータス |
---|---|---|---|---|
設備仕様検討 | 4/1 | 4/10 | 田中 | 進行中 |
設備購入事業者選定 | 4/11 | 4/20 | 佐藤 | 未着手 |
設備発注 | 4/21 | 4/30 | 鈴木 | 未着手 |
… | … | … | … | … |
🔍 担当者を決めて進捗管理しよう!
次に 各タスクの担当者を決める ことが大切です。
- プログラムマネージャー(全体管理者) は 社長や経営陣 が担当
- 各タスクは 得意な人 or 経験させたい人 を指名
- 週次で進捗報告(フィードバック) を受ける
ここで大事なのは、 「進んでいない理由」を冷静に分析すること です。
📌 ポイント:「問題」ではなく「課題」として捉える!
→ 「納期が遅れている」=問題ではなく、「どうすれば納期通りに進められるか?」という 課題を解決する視点 が大事!
🔍 進捗管理のための会議は30分以内!
事業計画は 進捗管理がカギ ですが、会議が長くなると逆効果。
週次・月次の進捗ミーティングは 長くても30分以内 にしましょう!
📌 進捗会議のポイント
☑ 進んでいないなら「なぜ?」を全員で考える
☑ カッコつけの会議ではなく、実務的な話に集中する
☑ 計画通りに進んでいなければ、すぐに施策を考える
🔍 まとめ:事業計画はアクションがすべて!
ここまで4回にわたって 補助金申請書をベースにした事業計画の立て方 を解説してきました。
事業計画は、「作ること」が目的ではなく、「実行すること」が目的!
☑ 具体的なスケジュールを決める
☑ タスクの担当者を決める
☑ 週次・月次で進捗管理する(会議は30分以内!)
☑ 問題ではなく課題として捉え、解決策を考える
事業計画をしっかり立てることで、補助金申請の成功率も上がりますし、何より 会社の成長につながります!
🔍 最後に…
今回で 補助金申請書を活用した事業計画の作成シリーズはいったん終了 です。
本来はもっと細かい解説が必要ですが、ひとまず 「事業計画を作るための基本的な流れ」 は伝えられたかなと思います!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!😊
また次回のブログでお会いしましょう!