東京五輪決定の「狂乱報道」にかき消されたさまざまな見方や懸念がある。

日刊ゲンダイ(25・9・10)」は
「メディアに踊らされ、浮かれている庶民もそれを知っておいた方がいい」と
何人かの見方を紹介した。

ジャーナリストの斎藤貴男氏
「国民はバンザイ、バンザイで浮かれている。これは異様な光景です。
古代ローマの詩人ユウェナリスはパンとサーカスによって
ローマ市民が政治的に盲目にされていることを揶揄しましたが、
五輪というサーカスの裏でどんな政治が行われているのか。
庶民はもっと敏感になるべきです。


評論家の佐高信氏
「東京は安全、安心でも、福島はまったく違うわけです。
しかし、みんなが”それでいいと言う。
”おかしいじゃないか”と思っても、東京開催で浮かれる世論が
それを許さないというか、そんなことを言ったら
非国民扱いされるムードになっているのが恐ろしい・・・・・。
長らく、朝日歌壇の選者を努めた歌人、近藤芳美は
五輪を評価する歌を絶対に選ばなかった。
時に政治利用される五輪の怖さを知っていたからだ。」


「日刊ゲンダイ」のコメントは、さらに厳しく警告している・・・・・

1936年の「ベルリン五輪」
開会宣言をしたのはアドルフ・ヒットラーだ。!!
次の1940年は、東京開催が決まっていたが、
1937年、日中戦争が本格化しことで、
日本は開催権を返上した。

当時も、東京五輪開催にひとびとは浮かれていた。
それが、「イヤな時代の幕開け」となった。
今度も、不吉な予感がする。
福島を無視した国民の熱狂、安倍のドヤ顔、メディアの狂騒。

やっぱり、マトモじゃないのである。・・・・・


私もこれに、共感する。
新しい社会をめざす、働く庶民の目でしっかりと
問題を見つめよう。かお