学習メモ「フロイトの精神構造論」

フロイトの精神構造論

フロイトは、人間の心には、
普段意識されていなくても、
現実の行動に影響を及ぼすものがあり、
その心の領域のことを「無意識」と呼んだ。
さらに心の領域を3つに分け
「意識」・「前意識」・「無意識」
とした。

【意識】
本人が認識できる
知覚・思考・意思などである

【前意識】
普段は意識されていないが
注意を向ければ、抵抗を受けず
容易に意識できる部分であり、
意識と無意識の中間領域にある
無意識に含まれる領域のことである。

【無意識】
意識しようとしても意識されないもので
抑圧した記憶や願望などである。
この無意識は、しぐさ、ふるまいや
沸き起こってくる感情など
行動として意識の世界に
強く働きかけてくるのにもかかわらず
認識しようとしてもできない部分である。

フロイトは、この心の世界を
海面に浮かんでいる氷山に例え
海面から浮き出ている氷山の一角が
「意識」であり、それよりも
はるかに大きい海面下の部分が　
「前意識」、「無意識」であるとした。
そして、海面近くの「前意識」は
海面が下がることにより
海面へと上がり、「意識」となることを
説明した。


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