「家庭と共依存」興味深い科目で、
前々から受けたい科目ではありました。
今年度履修登録をし、本を読み始めたら
あっという間に読んでしまいました。
依存症といえば
「アルコール依存症」「薬物依存症」「ギャンブル依存症」
耳にすることが多いですよね・・・
仕事中毒も異性関係にのめり込む人も同じだそうです。
その原因がどこにあるのか、治療は?など
今まで全然知りませんでした。
そして依存症、共依存、アダルト・チルドレンの関係も。
依存症の多くは生育歴に問題があるらしく、
昨日不全の家庭に育つと充分な愛情が与えられなかったために
自分自身に自信が持てなくて何かに甘えたいとか依存したいという
依存性性格が形成されるそうです。
そして親の世代・子の世代の間の境界が失われていく。。。
そのときの配偶者の病理を「共依存」
子ども達の問題を「アダルト・チルドレン」というそうです。
そして共依存の原因は
1.「アダルト・チルドレン」からくる「共依存」
2.依存症者を含めた家族をどうにかしようとして
家族をコントロールすることが習慣になってしまったもの
3.社会文化的な共依存
3については
欧米の人から見れば日本の文化は共依存の文化と言われるそうです。
子どもに病気や障害があることで、子どものことを思うばかりに
子どもの成長を阻害していないか。。。
時に自分で振り返ってみないといけないなぁ(^_^;)
自分の思いと子どもの思い。
自分が困るのか子どもが困るのか・・・
そしてこのテキストの中では
良い子でいようとして、頑張り続けている子どもに「頑張ってね♪」というのは「優しい虐待」である。
とあった。
なんだか切ない気持ちになった。
「出来ても出来なくても、あなたのままでいい」
そう伝えていきたいと感じた。
この問題は、もっと一般に知ってほしいと思う。
虐待と同じ、世代で引き継いでしまう。
知ることで防げることがあるかも知れない。