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前回、愚息たちが児童精神科に罹った経緯をかきまさしたが、今回はお薬について
この辺はネットでも賛否あり、デリケートな問題なので書くのを少々迷いましたが、あくまでうちの場合ということで、悩んでいるママさんの参考になればと思いマス。
※腐母は、専門家でもなんでもないので、詳しくはメーカーのHP等でお調べ下さい
と、その前にいつもの自己紹介をば…
発達凸凹&不登校兄弟
育児のストレスで腐ってしまった母の、愚息2人を受容していく為の吐き出し日誌です。
まず、兄のお薬事情について
彼は、HSCの超敏感ボーイ。
不登校になりたての頃(小3)は、ストレス過多になっていて「学校が怖い」と言っていました。
なので、そのストレスを軽減するためのお薬が処方されました。
漢方の抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)という薬。
漢方なので、安心感もあり、母もあまり抵抗なく受け入れる事が出来ました。
飲ませてみましたが、さすが漢方、苦かったらしく、兄、全然飲んでくれなかった
一度ダメだと思ったら、絶対飲んでくれない性格…。
…苦い薬、効果に納得して素直に飲んでくれる子は、多分不登校にならんのじゃないか
そして、その故を先生に話し、別の薬でリベンジ。
今度はエビリファイというお薬。
これは、不登校&発達凸凹キッズにお馴染みのお薬ではないかしら
効果のイメージは、先程の漢方の西洋医学版といった感じで、気分を安定させてくれる効果。
これは錠剤も小さいし、ちゃんと飲んでくれました
副作用で、気持ち悪くなる子もいるので、少しずつ慣らし、量を増やしていきました。
うん、でも慣れるまで時間かかったなぁ。
吐き気が出たりしたみたい。でも、そのうち慣れるからと頑張った。
効果はあったのかもしれない。
ちょっとだけ学校に行けた時期もあった。
でも、結局また行けなくなって…
学校に行けないのに薬を飲ませる意味を見出せなくなって、結局やめてしまった。
お薬との付き合い、難しい😓
次に、先生から提案があったのは、衝動性を抑えるADHDのお薬。
こちらは、集中力が高まるという理由から、不正に出回り、処方には登録が必要なものがあります。
現在4種類ありますが、とりあえず登録の必要ない「インチュニブ」を選択しました。
母も少し怖気付いたのですが、少しでも息子の困り感がなくなれば…と思い、チャレンジすることにしました。
でも、これは息子に合わなかったらしく、気持ちが悪くなりすぎて、飲んでくれなくなってしまいました。
もしかしたら、もう少し頑張れば慣れたのかもしれませんが、ちょっと怖くなってしまい断念。
それもあり、暫くお薬は諦めていたのですが、不登校も長引いた、ある日スクールカウンセラーの先生に、ADHDの薬も微妙に効果が違う事を教えてもらいました。
また、知り合いにADHDの方がいて、薬を飲んだら全然人生が変わった!もっと早く飲んでいれば…。という実際の体験談を聞いたのも後押しに!
今度は、登録が必要だけど、一番最新の薬
ビバンセにチャレンジ
同じ効果がある薬としてコンサータが有名ですが、こちらはそれより効果が長いのが特徴。
朝飲むと夕方まで効果が続くのです。
息子、これは飲めました!
効果は、本人曰く、頭がすごくすっきりするとのこと。
きちんと効果の実感もあるらしい。
なかなかいいじゃない
もしかして、学校に行けちゃう?
なーんて、母の期待も高まっちゃう
しかし、副作用としては、食欲が無くなる。
イメージとしては、
もう昼を諦める感じ…
朝食を食べる→薬飲む→昼、ほとんど食べれない→夜は薬も切れ、普通に食べる。
つまり、給食が食べれないのよ
※先生には、事前に薬の効果で食べれない故は連絡した。ADHDの薬の副作用としては一般的らしく、すぐ理解してもらえた。
兄は、只でさえ昔から食が細くて細くて…。昔から食べさせるのに苦労したのよ。
肥満度は常に2桁のマイナス!!
そんな子が食欲なくなるの、成長期の子供にとって、大丈夫?!って心配になる。
そして、実はこれも今は飲んでいない
何故って?それは、結局学校に行けてないから。
そして、なにより息子の
「薬を飲んで学校に行っても意味がない。楽しい感じがしない。」
という言葉が決め手でした。
ADHDの特性でもある思考の散漫は、逆を返せばアイデアを生み出す力になるそう。
ある漫画家さんは、薬を飲めば集中して作業が捗るが、アイデアが全然出てこないと言っていた。
つまり、兄の良さも抑えこんでしまったのかなぁーと。
その漫画家さんは、作業の時とアイデア出しの時で薬の有無を選択してるとのこと。
だから、薬は使いようなのだと思う。
我が家は、とりあえず、薬は試してみた!
結果、飲み続ける選択はしなかったけど、やってみて良かったと思う。
将来、兄が自分で「必要だな」と思った時に、自分で選択すると思うから。
薬は、合えばラッキー✌️くらいに捉えて、合わなければ止めればいいんじゃないかなぁ。
※この辺の加減は先生とよくご相談されて下さいね。その子によって違うと思うので。
腐母は、これからも、とりあえず、できる選択肢を一つずつ試していこうかなと思っている。
あ、その漫画家さんの体験談こちら↓
大人の発達障害の漫画なんですが、ご本人の体験談が書かれており、面白いです!
好き過ぎて、腐母の自画像が似てしまってますぅ。テヘ
次回も、児童精神科のお話、もう少し書きたいと思いマス。