こんにちは子育て中の視覚障害者、きの子です。
前回の記事では駅員さんにサポートしてもらっての鉄道利用について、前々回では鉄道の障碍者割引について書きました。

 

 

 

 


今回はその補足第1弾として、駅構内の点字案内について書いて行こうと思います。
前回書いたとおり一人で乗車するとき駅員さんにサポートをお願いすることはできますが、駅の中の様子を把握できていれば全盲であっても一人で改札を通りホームから乗車、降車、乗り換えをすることはできます。点字ブロックも頼りになりますし、商業施設のようにレイアウトがしょっちゅう変わるということもないですしね。
私も頻繁に使う慣れたルートならできるだけ一人で乗り降りするようにしています。その方が時間がかからないので。
そういう時にたよりになるのが駅構内各所に用意されている点字の表示です。
切符の券売機に点字がついているのはご存じの方も多いと思います。が駅内の点字ってそこだけではないんです。

ホームへ上り下りする階段の手すりの末端には、この先が何番ホームなのか、どこ方面行きのホームなのかが点字で表示されていることが多いです。
逆にホームから上り下りする階段の手すりには、この階段の先に何があるのか(例えば中央改札など)が書かれています。
同じように、駅内のエレベーターの乗り口の周辺にも点字の表示があって、このエレベータに乗るとどこに到着するのかが書かれていたりします。
ホームには複数の階段、エレベータが設置されていることもあるので、大変たすかります。

ホームドアが設置されている鉄道の場合、ホーム作についているそれぞれのドア付近にそのドアが何番目の車両の何番目のドアにあたるのかを点字で表示してくれていることがあります。
矢印マークを使ってこちらが○○駅方面と示してくれていることもあり、たすかります。

車内内側のドア付近に点字表示がある鉄道もあります。
このドアが何両目の何番目のドアか、○○駅方面はどちらかなど表示してくれています。
大阪市営地下鉄では点字が読めない人のために、立体的なマークを使って何両目の何番ドアかを、非常に分かりやすく表示してくれていて感心しました。

その他、駅によっては改札付近に点字案内板を用意してくれているところもありますね。

なかなかマスターするのにハードルが高い点字ですが、ちょっとでも読めると結構頼りになります。
私も絶賛勉強中です!