こんにちは子育て中の視覚障害者、きの子です。

お風呂掃除に引き続き、視覚障碍者にもハードルが低い家事シリーズ、洗濯です。
洗濯、というか洗濯機の操作のお話。
今はほとんどのご家庭に全自動洗濯機がありますよね。
高級品になると、すごい数のコースが選べたり、洗いの強さやすすぎ時間を調整できたり、ナノなんちゃらが出で除菌できたりとややこしいかぎりですが。
どんな高機能洗濯機でも、電源ボタンとスタートボタンを押せれば標準コースの洗濯が始まるのは同じ(海外製のだと違うかも?)。
家電界でもタッチパネル式が幅をきかせている昨今、洗濯機の捜査もタッチ式が増えました。
が、ありがたいことに電源ボタンとスタートボタンだけは触ってわかる凹凸のあるボタンのことが多いのです。
ですので新たに洗濯機を購入される場合は少なくとも電源ボタンとスタートボタンが自力で押せるのかどうかを確認してください。
また、ボタン一つ一つに点字をつけてくれている機種もあります(パナソニックに多いような)。点字が読める方なら断然使いやすいですね。
最近増えている洗剤の自動投入機能も、視覚障碍者のたすけになりそうです。(継ぎ買うときには絶対欲しい!)

また、現在使っている洗濯機のボタンがタッチ式で、標準コース以外の洗濯ができない方、諦めるのは早いかもしれません。
私は日立のビートウォッシュという縦型で乾燥機能つきの機種を使っており、電源とスタートボタン以外はすべてタッチ式の捜査が必要なのですが。
押すべき箇所のすぐ手前に目印シールを貼ることで、標準コース以外の機能をいくつか使いこなしています。
例えば乾燥機能。乾燥のコースボタンを1回タッチ、次に時間選択ボタンを2回タッチして60分にセット、スタートボタンで開始、という具合です。
各コースのボタンは何度も押して一周するとピピと知らせてくれるので、初期値から何回押せばどのコース、ということさえ分かっていれば見えなくても安心して操作できます。

ビートウォッシュの場合、洗濯層の手前にすすぎ回数、脱水時間、乾燥コース、洗濯コース…というようにタッチボタンが横にずらりと並んでいる形なので、自分がよく使うボタンの手前にだけシールを貼っています。
シールを手掛かりにタッチするのはそれほど難しくないですし、押し間違えも意外とありませんよ。

点字があるもの、触ってわかるボタンがあるものなど条件をつけるとどうしても選択肢が狭まってしまいますよね。電気屋さんで実際に操作させてもらってタッチ式でも使えそうなものを探してみるのもいいと思います。

ちなみに洗濯コースなどはコースの種類が多すぎて覚えきれないのでパソコンにメモをしています。ただ実際に使うコースって2種類ぐらいなんで、よく使うコースは自然と覚えちゃうんですけど。

あと、日々の洗濯は自分でできますが、服のシミ抜きはヘルパーさんにお願いしています。
シミ抜きについては自力でやる方法が思いつかないなあ。
いい方法をご存じの方がいらっしゃったら教えてもらいたいです。