こそだて中の視覚障碍者、きの子です。
高校受験に引き続き、今回は大学受験のお話です。
大学受験では私は当時のセンター試験(今の共通テスト)と私立大学3校と国公立大学1校を受けました。
ちょっと長くなるので、今日は主にセンター試験について書きます。
以前の記事に書いたとおり、高校の定期テストで時間延長と別室受験を認めてもらっていたので、当然大学受験でも同様の配慮をお願いしました。問題用紙、回答用紙の拡大と弱視レンズやルーペの持ち込み虚かももちろんお願いしています。
受験者数の多いセンター試験ではさすがに拡大字、点字受験のルールがしっかり決まっていて、点字受験では2倍、拡大字受験では1.4倍の時間延長と別室での受験が認められていました。
センター試験は回答がマークシートですが、マークするのが難しい弱視者には別の回答用紙が用意されていて、普通に回答欄に数字を書き込む形式になっていて助かりました。
ところで最近の共通テストのルールを調べてみたところ、点字受験は1.5倍、その他の視覚に問題のある人は1.3倍の時間延長となっていますね。
ん?だいぶ厳しくなっている様子。20年以上前は視覚障碍者の受験者が少なかったので、ルールがガバガバだったということでしょうか(笑)。
昔の視覚障碍者はちょっと優遇されすぎてたのかも?とも思いましたが。
私の場合1.4倍の時間延長でも、何回過去問を解いても英語だけは問題が読み切れず。大問1つを捨てざる負えなかった記憶があるので、1.3倍の時間では合格できてた気がしないなあ。
ルールをよく読むと、1.3倍の時間延長で足りない人は場合によっては1.5倍にしてもらえるかも?ともとれる書き方なので、強度弱視の人は要望を出したら徹かもしれないですね。
ちなみに障害や病気で共通テストで特別な配慮を受けるためには、医師の診断書が必要なようです。
当時の私も診断書ぐらいはとったような気がします。記憶が怪しいけど…。
で、何が言いたいかといいますと、障碍者手帳は必要ないってことなんですよ!
弱視も軽度だと、手帳の取得に抵抗があって、あえて申請していない人もいるかと思います。かくいう私も手帳持ってませんでした。
なので、視覚障害に限らず色んな理由で障碍者手帳を持っていなくて、でも試験を受けるのにはちょっとハンデがあって、という人も、診断書さえあればOK。
これ、、助かりますね。
詳しく調べたわけではないですが、その他の資格試験でも診断書を提出すれば様々な配慮が受けられるようですよ。例えば英検とか簿記検定とか。
普通の人より苦労して勉強する分、試験ぐらいはフェアに受けたいですよね。