子育て中の視覚障碍者、きの子です。
さてさてここからは「もしも」の話。
もし今私が小中学生だったら、どんな環境で勉強したいかなー、と妄想してみました。
まずは拡大読書器を導入しますかね。そしたらあんなひどい姿勢でノートをとらなくても、画面を見ながら背筋を伸ばして読んだり書いたりできるはずです。
そのためには大きな机を用意してもらって、、大きな教科書や拡大読書器を余裕を持って使えるようにしたいです。
また。ネットで検索してみたところ、今は拡大教科書というのがあるようです。
この拡大教科書があればルーペも必要なかったかも。素晴らしいですね。
さらに一歩進めてデジタル教科書をタブレットで使えるなら、文字のサイズも自由自在、なんなら音声で読み上げとかもできちゃったりするのかな。
夢が広がりますねー。
ノートについては、パソコンでとるという手もあります。
大人になってから資格試験のために授業を受けていた時、ノートはすべてパソコンでとっていました。書くのも読むのも検索するのも、手書きとは比較にならないスピードです。
図やイラスト、表を描くときだけはノートと拡大読書器だのみでしょうか。
そうそう、あと地図帳!
30年以上前、親が探し出してくれて使い始めた弱視者向けの地図帳は、文字通りボロボロになるまで使わせてもらいました。
普通の地図帳は情報量が多くて文字が小さく、茶色の地に緑の文字が書いてあったり、弱視者にはバリアだらけの代物です。
調べたところによると、いまは弱視者用に「みんなの地図帳」というものが帝国書院から発売されているようです。
弱視の子供たちには必須アイテムではないでしょうか。
それにしてもネットで検索するだけで情報が出て来て、購入もネットでポチっとするだけで、特殊な地図帳が手に入るなんて。本当に便利な世の中になりました。
こういう妄想、真剣にやると楽しいですね。