子育て家庭の生協宅配サービスの利用率はとても高いですが、視覚障害者にとっても玄関先まで商品を配達してくれる生協は大変便利なもの。
CDやテープの形でカタログを配布してくれるリーディングサービスを行っている生協は多いですし、手数料の障害者割引も利用できることが多いです。最近ではインターネットでの注文ができるところもあります。
妊娠中や乳幼児がいる場合も割引を受けられますが、障害者割引の方がお得だったり無期限で利用できるという利点があります。
東京などでは、取り扱い商品が豊富で比較的安価な盛況、国産や有機栽培にこだわった高級志向の生協など複数の組合が存在し、ライフスタイルに合わせて生協をチョイスすることさえできます。
また、生協によっては産地や賞味期限など細かく説明してくれているので、より自分自身が納得して買い物ができるように思いました。家族と一緒にスーパーに行っても、値段と商品名を聞くのがせいぜいで、実際には結構乏しい情報で買うことが多いですからね。
ただ週に一度のこととはいえ、カタログを聞いて注文するのには結構な時間がかかります。ネット注文の方が効率がいいのかもしれません。

私は二つの地域で3種類の生協に加入した経験がありますが、障害者割引の適用範囲や割引の内容は生協によって様々。以下にその違いを示します。
・A生協
 配達手数料、カタログ代などすべて無料に割引
・B生協
 配達手数料は無料、カタログ代は通常通り150円程度かかる
・C生協
 障害者割引の適用範囲が狭く、家族に一人でも健常者(買い物のできる人)がいると適用されない

C生協では私は障害者割引を利用できなかったので、妊娠中から出産後5年間利用できる割引を受け、配達手数料を半額の105円に割引してもらいました。

類似のサービスとして、ネットスーパーがあります。インターネットのそれぞれのスーパーのページで注文を行い、当日や翌日に商品を玄関まで届けてもらうサービスです。
生協と違って注文からお届けまでタイムラグがないこと、一定額以上購入すると配達手数料が無料になること。スーパーによっては生協よりはるかに商品数が多く割安なことなどのメリットがあります。
デメリットとしては画面が見えないと注文が難しいこと、少量の買い物では手数料が割高になること、利用できる地域が限られていることなどがあります。
注文作業を音声だけで利用できるなら私もぜひ利用したいのですが。どのスーパーのページなら利用可能なのかチェックすること自体煩雑なので、なかなか確認できずにいます。