続いて子供の習い事にかかわることで利用できる支援やサービスを紹介します。

まず送迎ですが、残念ながら障碍者自立支援制度を使っての送迎代行はできません。
つまりヘルパーに子供の送迎を丸投げすることはできない、ということです。
自立支援制度を利用するなら、ガイドヘルパーを使って自分と子供とヘルパーで通うしか方法はありません。

送迎を代行してもらいたい場合は、ファミリーサポートを利用するのが最も順当ではないでしょうか。
その場合700から800円程度の時給が発生するので、金銭的には負担が増します。

距離によっては子供タクシーを利用した方が安く上がる場合もあるかもしれません。
最寄りのタクシーの営業所に、子供タクシー事業をおこなっているか、一度確認してみましょう。
特に下に小さな兄弟がいる場合、体調が悪い時など、家から出ずに送迎をお願いできる子供タクシーはとても便利なサービスだと思います。

子供のヘアメイクやお化粧については、ホームヘルパーがある程度サポートしてくれると思われます。
どこまでやってもらえるかは事業所によって違うかもしれないので、確認が必要です。

我が家の場合は、髪の毛をお団子にするのは私が練習してマスターしました。
単純なまとめ髪ぐらいなら不器用な視覚障碍者でもなんとかなると思われます。

メイクの方は私は一切タッチせず、教室の他のお母さんや教室のスタッフにお願いしました。
子供が大きくなってからは、子供が自力でがんばり、ヘルパーに助言と手直しをお願いしました。

衣装に関しては、簡単な手直しならホームヘルパーに頼むことができます。
ただ一から衣装を作る、修正箇所が多いなど、手間がかかる場合、私はシルバー人材センターを利用していました。
シルバー人材センターには様々な技能を持ったシルバーさんが所属されているので、その中でお裁縫仕事を専門にされている方に発注しました。
非常に安価できれいに仕上げていただき、満足しています。

今後子供たちが大きくなるにつれ、塾などの夜間の送迎が増えそうです。
夜間の外出は子供たちにとってはもちろん、視覚障碍者にとっても大変リスキーなので、ヘルパーさんにおまかせできれば助かるのにな、と正直思います。
今後制度が変わってくれるといいんですが…。