子供の成長時期や用途に応じて複数のだっこ・おんぶひもを使用しました。
時期別にわけると

*新生児期から首がすわるまで
ベビーキャリアエアー(ベビービョルン)
スリング(ババスリング)

*首がすわってから
昔ながらのおんぶひも
引き続きベビーキャリアエアー

*腰が据わってから
カドラーアーク(日本エイテックス)

それぞれの特徴と使い心地は以下のとおりです。

★ベビーキャリアエアー(ベビービョルン)
新生児期からサイズアウトする1歳前まで、外出時のだっこはこれですべてまかなえました。夏も冬もです
対面と前向きのたてだっこのみ対応ですが、4ウェイ、3ウェイのものに比べればずいぶんコンパクトですし、やわらかい素材なので折りたたんで小さくすることもできます。作りもサイズの調整も単純で、洗濯もOK。
ベビーキャリアエアーはメッシュの素材を使っていて、夏用ということになっていますが、私の場合腑兪はママコートですっぽり覆ってつかったので、年中エアーでも問題ありませんでした。
サイズの調整幅が大きいので、夫婦健様で使えるのも便利です。
ただ、標準より少し小さめだったうちの子供でも1歳までは使えませんでした。使用頻度が高かったので十分もとはとれましたが、使う機会が少ない人にとっては高い買い物かもしれません。
価格は15000円ぐらいだったような。


★スリング
首のすわらない新生児期から使えます。。
うちの子供は生後2ヶ月ぐらいまで四六時中だっこだったので、主に家の中でだっこの補助具として利用しました。外出時に使っている人もたくさんいるようですが、基本的には片手で首をささえていなければいけないので、白杖をつくと両手がふさがって危険です。ということで、私はスリングで外出したことはありません。

使い方のバリエーションが豊富で、おんぶに使ったりもできると聞きましたが、私はごく一般的な使い方(首を片手で支える横だきに近い形)しか知りません。その単純な使い方でさえ最初はコツがつかめず、スリングユーザの友人に電話でレクチャーを受けてようやく使えるようになったぐらいでした。
身近にうまく使っている人がいるとか、講習を受けるとかでないかぎり、使いこなすのはなかなか難しいのではないでしょうか。特に写真や絵の説明が見えない人にとってはむずかしいように感じました。

私の場合だっこの必要があまりなくなった3ヶ月頃からほとんど出番がなくなりました。とはいえ、それまではとても重宝し、なくてはならないアイテムだったので買わなければよかったとは思いません。ただ、利用期間がすごく短かったので、もっとシンプルで安価なものを選んでおけばよかったかな、とは思います。


★おんぶひも
おんぶひもは母の薦めで昔ながらの形のものを購入しました。私自身、幼い頃にお世話になったようですが、もちろん覚えていないので、実物を手にとってその形のあまりの単純さに驚きました。
ほぼ長方形の布地があり、その上の左右の角からは長いひもがのび、下の左右の角には金属製のリングがついているだけ。
使い方もシンプルで、左右のひもを赤ちゃんのわきの下にとおし、そのまま背中に背負います。ひもは両肩の上を這わせて胸の前でクロスし、背中のリングに通した後、もう一度前にもってきて町著結びをするだけ。
赤ちゃんの体重は、わきの下に通したひもと、背中に密着させた布地で支えます。ちょうどお尻のでっぱりに布地のすそをひっかける形になるのです。

私は、主に家の中で家事をするときにおんぶひもを使い、外出の時には使いませんでした。理由としてはつけ方が悪かったり、子供が暴れたりするとずり落ちてくることがあること、おんぶだと子供の様子がわかりにくくて不安なことがあげられると思います。スーパーで勝手に棚のものをてにとっていても、おぶった状態では気づかないかもしれないなと。

同じ昔ながらのおんぶひもでも、赤ちゃんの両足をとおす部分がついたものもあり、そちらの形の方が赤ちゃんがずり落ちにくいようです。ただ、家の中で使うにはおぶったりおろしたりが簡単な、足を通さないタイプのものが使いやすいかもしれません。

ランドセル型のおんぶひもも試してみましたが、フィット感は断然昔ながらのものの方が上。ぶれない分、肩への負担も少ないように思いました。

昔と違って、昔ながらのおんぶひももおしゃれな色柄のものがたくさん売られています。一番有名なのは北極しろくま堂でしょうか。ネットでも購入することができます。

北極しろくま堂
http://www.babywearing.jp/


★カドラーアーク(日本エイテックス)
1歳前ごろになるとさすがにベビービョルンがピチピチになってきたので、赤ちゃんホンポでこれを購入しました。価格は三千数百円だったような。
当初、腰で子供の体重を支えられるウェストポーチ型のだっこひもを買うつもりだったのですが、試着してみると腰骨に紐がくいこんで痛くて仕方がない。そこで方針を変更して両肩で支えるタイプのものをいくつかためし、一番肩に負担の少ないカドラーアークを購入したのです。

お座りできるようになってからのだっこひもなので、ベビービョルンよりもさらにつくりがシンプルでかさばりません。装着もひもの長さの調節も簡単。男女兼用で使えます。肩ひもが太いのでベビービョルンよりも負担が少ないように思いました。まあ長時間使用すると当然きついですが。
対面だっこのみでの使用ですが特に不満はありません。前向きだっこだと、対面のときよりさらに色んなものをつかんだりさわったりできてしまって、スーパーなどに連れて行くと危険なので、ベビービョルン時代も前向きだっこはまったく使用していませんでしたし。

前向きだっこよりは動きが制限されるとはいえ、このカドラーアークは肩甲骨より上は何の支えもなく自由に動かせるので、身を乗り出したり体をそらせたりすると落ちそうになることも。動きの激しいときには片手で支える必要があります。
また、使用中に寝てしまったときにも首の支えが必要になります。小さいころと違って毎日の短時間の使用では寝てしまうことはほとんどないので普段は気になりませんが、規制の際など長時間使うときには少し困ります。同じシリーズで首の支えのついたカドラーアクシスの方を購入しておけばよかったかな、と多少の後悔が。