1歳3ヶ月にもなると歩くスピードもずいぶん速くなり、でこぼこ道や坂道もへっちゃらになってきます。そうなると置いていかれるのはこちらの方で、あっと思った瞬間に子供を見失って慌てることもしばしば。
特に日差しの強い夏の日中は木の影が濃く、地面が迷彩がらのようになって1メートル先にいる子供が見えないこともありました。待ってと言っても待ってくれず、名前を呼んでも帰ってこないのが1歳児。何かあってからでは遅い、と音の出るものをつけさせようと試行錯誤が始まりました。


★鈴
まず購入したのがホームセンターで売っていた1個50円の鈴。丸い形のグリンピース大のものです。これをひとつ帽子にぶら下げて使ってみました。
結果は、まったく聞こえない…。
それではと鈴を二つに増やしてみたものの、音の大きさはほとんど変わらず、鈴作戦は完全に失敗しました。


★音のなる靴
そういえば、夏になってから音の鳴る靴を履いている子をときどき見かけるな、と気がつきました。鈴よりはずっと大きな音がするようだし、これは使えるかも!と急いで赤ちゃんホンポへ。
ところが音の鳴る靴というのは昨今人気がないらしく、品揃えがとても悪い。後援で見かける子たちはどうも音のなる靴ではなく、サンダルを履いていたようなのです。普通の靴の形のものとなると、ディズニーキャラクターものが一種類あるだけでした。
ディズニーはあまり好きではない、が贅沢は言っていられないのでプーさん柄のものを購入。3500円ぐらいだったかな。
使ってみたところ、鈴よりはずーっと使える!音も大きいし、走っているのか歩いているのかもわかります。
ただひとつ問題が。しばらく使ってみて気づいたのですが、どういう理屈からか音が鳴らなくなることがあるのです。私の買った靴が不良品だったのか、音の鳴る靴全般に言えることなのかはわかりませんが、さっきまで鳴っていたのに急に数分間鳴らなくなり、またにわかに鳴り始めるといった具合。片方の靴さえ鳴っていてくれれば問題ないとはいえ、両足ともならなくなるタイミングもあって、その音を頼りにしているだけにかなりの不安要素でした。
靴はサイズがどんどん変わるので使用期間が短いし、しかも結構高いし、とほかのマイナス面も気になり、さらにほかの手段を模索することに。


★くまよけの鈴
もっと大きな音のなる鈴はないかと考えて思いついたのがくまよけの鈴。山歩きをする人たちのためのアウトドア用品ですが、音が大きいので防犯用に子供のランドセルにつけたりする人もいるようです。
値段はピンきりで安いものは500円ぐらいから高いものは数千円もするんですね。まずはためしにと600円ぐらいの一番安いものを購入。私はアマゾンで買いましたが、楽天などでも複数種類販売されています。割合メジャーな商品のようです。
私の買ったものについていうと、形はいわゆるカウベルで、大きさは3センチ×4センチぐらい。ホームセンターの鈴に比べるとかなり大降りですし、その分よく響く大きな音がします。
帽子につけるとさすがにうるさいかと、洋服のタグなどにひっかけて外に連れ出してみると聞こえる聞こえる!賑やかな公園でもよく響いてくれました。また靴と違って屋内でも使えるので児童館でも活躍してくれています。複数の子供が集まる場所でも自分の子供の位置がわかり、安心して見守ることができるようになりました。
手ごろな値段、どこにでもつけられるサイズ、音の大きさも申し分なし。今ではなくてはならないアイテムです。色々試したかいがありました。