カメバナ | 猫とお絵かき -Drawing with Cats☆

猫とお絵かき -Drawing with Cats☆

ゆるい猫飼いと暮らす普通の猫たちの日常と、飼い主のたわごと。
時々飼い主のお絵かきが入ります♪

公園の池で泳いでたアカミミガメ。

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ぷはぁ=3

いわゆる、商品名「ミドリガメ」の成長した姿。

原産地は、南北アメリカの熱帯亜熱帯の低湿地帯。
ミシシッピアカミミガメを中心に、その近縁種(及びその交雑種?)の幼体が、
1960年代以降、アメリカや日本で広くペットとして売られていた。

この種のカメを見ると、いつも複雑な気分になる。
私も6、7歳の頃、一度飼ったが、ものの一週間で死なせてしまった記憶がある。
まだ、赤ちゃんだったのにね。かわいろぉ(T^T)ゴメンネ

わずかな経験だが、飼育時に、珍しく衛生面で強い不安を持った動物だった。
実際、サルモネラ菌の温床になりやすいとか。

そもそも、育つとデカいは、凶暴だわ、不潔だわで、全く飼育に向いてない。
素手で触るな。水はちょくちょく交換せい。台所に水を流すな。持ち込むな。
て。どーせいっちゅんじゃ。こんにゃろぉ( ̄▽ ̄;;

そんな動物を「ペット」として売る神経がわからない。飼えねっっちゅーの!
幼いうちに死ぬ事を前提とした消耗品感覚だったのだろうか。
売れりゃ良いのか。儲かれりゃ良いのか。売りっぱなしで、それで良いのか。

捨て亀によって、食物や生息場所争いによる日本在来種のカメの駆逐、
及び、捕食による在来生物群集に対する悪影響が確認され、
要注意外来生物にして、侵略的外来種ワースト100とか云われてる。
気の毒に。そんな風になりたくてなったわけではあるまいに。

幸い、最近は、販売数は減ってるとのこと。

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ぱく。 と、浮草を食っていた。コイツ草食だったっけ?

生物売るなとは云わないが、
その後の管理指導や、不測の事態における下取り(?)も含めて、
生きてる間はフォローする体制を取るべきなんじゃ、なかろーか。
犬も猫も、それ以外の哺乳類、鳥類、熱帯魚やこういう亀のような水生生物も。

この子がどんな経緯でここに来たのかはわからないけど、
これ以上どこかに動くこと無く、この小さな閉じた池で、静かに生を全うして欲しいものだなぁ。

カメ

物心ついた時から、絶やさず動物と暮らしているが、
やはり、犬や猫など、近代以前に家畜化された動物たちには、
人間の近くで暮らせるそれなりの理由と、歴史の積み重ねがあるのがわかる。
インコなんかは割と新しいけど、特に「向いてる」動物だった感がある。

野生動物を、物珍しく「ペット」として飼育、あるいは収集する事は、
何らかのプロフェッショナルな立場や意識によるものでもない限り、
飼う人間にとっても、飼われる動物にとっても、あまり良い事とは思えない。

まぁ、在来種の里山・里海の動植物は、
私も、子供の頃、だいぶキャッチ&リリース…時々食ったりしたけどね(゚m゚*)プッ
それは、獲ったり食ったり、人間も含めてその土地の生態系の内だから、
絶滅危惧種でもなきゃ、むしろ積極的に交流すべきだと云う事で。←日本原住民w

ただ、同じ日本国内でも、希少種には手を付けるべきではないし、
そうじゃなくても、本来の生活環境から遠くに運び出すべきではない。
たとえ、欲しくなっちゃっても、
誰のものでもないからこそ、自分のものにしてはいけないモノがある。

お散歩カメラ。
意外と、外来生物が飛び込んできて、ちょっと複雑(´・ω・`)ガスヌキ。ゴメンネ。

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私の場合、そもそも、動物に対しては「可愛い」とは異なる感覚を持っていて、
その結果として、無上の愛おしさがあるのであって、
ゆえに、たとえ猫であっても、ただ「可愛い」モノとしては扱わないけど。


ペタしてね


そして、全ての生き物は、
人によって可愛いとされる事がその価値を決めるのではなく、
こうして、ただ独り頑張るカメもまた、誰に所有されてないまま、
たとえ悪だと云われても、健気で、愛おしく、美しくて、そして哀しい至上の存在なのだ。

…てゆか、ホント可愛くは無いんだ。このカメ吉っつぁん( ̄▽ ̄;;
でもね。やっぱり愛おしい。