版画作家分嶋健介がニューヨークのアートスチューデントリーグに入学。
そこで出会った師がウイル・バーネットであった。
バーネット教授は浮世絵に心酔していた。
嶋島は「浮世絵について逆に学びましてね」と、それが彼のその後に決定的な運命となった。
彼独自の版画制作への第一歩となる。
と同時にその教室でさらにもう一つの決定的運命の出会いがあった。
その教室で同級生だったのが分嶋夫人その人美香さんである。
バーネットはクーパーユニオン、ペンシルバニヤ アカデミー オブ ファインアート、
アート スチューデントリーグ等の教授であり、美術評論家、画家である。
分嶋健介個展の時の彼の献辞を少し紹介する
「私は心から分嶋健介版画展に対する祝辞を述べたい。
私は、彼の叙情詩的色層の配合や技術が、それぞれの作品にユニークな詩的視覚をあたえ、そのイメージを大きくしている
彼の才能をほめたたえたい。
彼の作品にある特殊な色のムード、形のセンスはそれらの風景を表現する大切なエッセンスになっている。
私は、日本のすぐれた若手作家の一人である分嶋健介が、アメリカにおいて彼独自のスタイルを見つけ出し完成したことを嬉しく思う。」
ウイル・バーネット 「青い自転車」1978 シルクスクリーン (米)ポスター・オリジナル社プリント
シートサイズ74.5×74.5cm シート価額¥9,900(税込)
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