妖怪の水木さんが、「ヨーロッパの妖精は日本と違って美
の要素が、たくさん感じられる」と。これは以下水木しげる
さんの言葉が続く。(美術手帳47秋より)
「つまり、ヨーロッパの人たちは、特別に美が好きなようだ。
美は山も木も家も家具もすべてのものが、美の協奏曲を
奏でて気持ちのよい生活ができているのだろう。
即ち、建物とか石畳とかそこらにうごめく人々とか、
調和してとてもいい気分になれる。
ぼくは二、三回ヨーロッパにいったが、ちょっと大げさな
言い方をすれば、その度に気絶するほどにおどろく。
なにしろすべてが美しい、どうして人はもっと、おどろか
ないのだろうと思う。
こないだまでは、ミケランジェロやダビンチが大一等だ
と思っていたが、最近は違う、ボッティチェリなどの方
がいい。」
なにしろ、1984年号の掲載ですが、こんなことも述べ
られています。「そうした絵を大きく印刷して壁などに
はったりする産業がおこってもいいと思う。」
残念、その当時すでにフランスの大きいプリントの
ボッティチェリの絵があったのですが、現在も所有する
作品を以下にご紹介いたします。
ボッティチェリ ヴィーナスの誕生 1486年ごろ
(テンペラと油彩 172.5×278.5cm ウフィツィ美術館)
フランスのアザン社のプリント 額外寸69.5×51cm
額装価額 \38,500(税込)
ボッティチェリ 「LA PRIMAVERA」 1478年頃
203×314cm ウフィツィ美術館(いずれもルネッサンス絵画
の本質を語る重要な作品)
アザン社のプリント シートサイズ140×93cm
シート価額¥8,250(税込)
こちらのブログでは、当社ギャラリーの書斎画廊紹介
作品紹介・販売などをしております。
現物をご覧になりたい方、購入御希望の方は
chal1970nagai@yahoo.co.jpまたは
06-6429-6313(長井)
までご連絡下さいませ。