ロベール・ドローネー <カーテン越しのエッフェル塔> 1910年

              ドイツ、デュッセルドルフ、ヴェストファーレン州立美術館

 

ドローネーはパリ生まれ。新印象派風の<塔>の連作や、キュビスムによる

<エッフェル塔>などを描いたのち、抽象画を描くように至った。エッフェル塔の

連作での変化の経過をたどってみよう。

 

             

ロベール・ドローネー <赤いエッフェル塔> 1911-12年

             ニュウヨーク、グッゲンハイム美術館

 

ロベール・ドローネー <窓> 1912-13年 

              シートサイズ 62×75cm、シート価額¥7,150(税込)

              ドイツ、デュッセルドルフ、ヴェストファーレン州立美術館

 

ここでは抽象的で、以前なら簡単にエッフェル塔と確認されたが、ここでは単なる

緑の垂直線となっている。そしてパリの家並も純粋な形態となっている。

その抽象表現と色彩感覚は絶妙としか言いようがない。

クレーも、ひと頃ドローネーの魔力にとりつかれ、クレーの芸術の開花は

キゥビスムとドローネーがその土台にあるといはれる。

 

パウル・クレー <谷間の花> 1938年 水彩(板に貼られた綿布)

     額外寸 56.5×46.5cm 額装価額¥25,300(税込)

 

木々や川が花を囲み、黒地に色彩を浮かび上がる。

自然界がすべて揃って歓喜の詩を歌っているかのようだ。

 

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