芥川龍之介の本のタイトルみたいですが…



実際の私の鼻…幼少の頃…ハナゲチン太郎とか穴がデカい事からブラックホールに見立てて吸い込まれるーとか言われ悩んだものです。


その鼻ではなく…今演じているウソップの鼻のお話なんです。よくなんでつけているんですか?と問われますが…私は「気合いです」とごまかします。


初演の新橋演舞場で数回取れています…初めて取れたのは、私の台詞の最中にポロリと落ちて…あたふたする私にゾロが落ち着け!と言われて大爆笑に包まれたのを今も鮮明に覚えてます。


今回の…お鼻!改良されて軽くなり取れることはなさそうです。




本番に入る前…みんながいる時に猿之助さんから「今回鼻取れたら首も取れると思っておいて下さいね…」


要するに鼻が取れたらクビ!って事です…だから細心の注意をはらい気合いでつけてます。このまま千穐楽までいけたらいいんですが…


チョッパー役の市川右近くんが、私の鼻が気になるのか?とにかく触ろうとしてくださいます。おじさんねこれ取れたらえらいことになるの…やめて…やめ…


やめないんですね~気になってくださるのはありがたい…お子様からもいじられる…根っからのいじられ体質な私…


カーテンコールで待ってる時…チョッパーに…戦闘丸さんに…ブルックが加わり…鼻をいじられる…鼻であしらうのが大変です。


もし万が一…鼻っ柱をへし折られような事があれば…これぞ阿鼻叫喚でございます。


こうなると…ハナ!ではなくクビ!(涙)