祖母が亡くなりました。
もうすぐ94歳の誕生日でした。
今年に入って骨折で入院したら
肺炎や合併症に。
そのたびにお医者様に覚悟を…と言われていたのに、
そのたびに復活
遅めの桜が咲きはじめた頃、
どんどん元気になり
『週末からリハビリができるの』
と力強く言っていたのに。
病室を出るとき
『ありがとう』
と言われて、
私も会ってパワーをもらえた気がして
『ありがとう』
と返しました。
これが最後になるとは思いませんでした。
パワフルでセンスが良く、
いろんな人に元気を与えた祖母。
お花もお茶もお習字もお料理も、
温かく真っ直ぐな性格が表れていて、
真似したくても届かない、
憧れの女性のひとりでした。
家に帰ってきた祖母の顔を見ても実感が湧かず。
台所は何もかもそのままで
声が聞こえてきそうな気がしました。
でも、毎日きちんと日記をつけていた日めくりカレンダーが
入院した1/19のまま。
いつも青々としていた観葉植物も枯れていて、
こんなに帰ってこられなかったんだ…と
涙が止まりませんでした。
桜吹雪の舞う日に、
空へ昇ったおばあちゃま
ずっとおじいちゃまのところへ行きたいと言ってたけど、
そろそろ会えたかな?
去年の夏、珍しく従姉夫婦とみんなで会って、
祖母が『せっかくだから写真を撮りたいわ』と言って。
それも最後になってしまったけれど、
一緒に入れたから、
今頃旦那さん達を紹介してくれてるかな。
今思えば『ありがとう』が最後の会話で良かったです
これからは、ほぼ毎日看病していた親も労わらないと。と思いました。
時間を作って実家にも帰るようにしよう
忘れないように書き留めていると
まだ泣けてしまうけれど、
元気に過ごしています